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プラハは本当に美しい街。
世界遺産に指定されているような建物の周囲はひしめく観光客で身動きできないほどでした。

ただ過去に長く社会主義をやっていたせいか、
ホテルも、お土産屋さんも、レストランもカフェも、サービス精神なし、愛想悪すぎ。
これに尽きました。(5つ星くらいのお店は別でしたが)
また物価も高い (>_<)

10年ほど前、東欧を旅行してきた友人が
「こんなのでいいのかと思うくらい安かった」
と話していたのを覚えていたのですが、
それはやっぱり10年前の話なんですね。
今回私が観光地を見た限りでは、物価水準は日本と変わらないほどでした。
郊外のスーパーマーケットを覗いてみると物価は日本の半分~5分の1程でしたが。

もうひとつ気づいたこと。
今まで旅行した欧米の国では道ですれ違うときに、
にこっと笑ったりするのですが、
これより数日前に旅行したウィーンとも違い、
チェコではその習慣はなく、道を歩いていても、
じーっと見られている?と感じることがたまにありました。

そういえば学生時代に旅行した中国もこんな感じだったなあと思い出しました。
でも人が冷淡というわけでもなく、こちらから歩み寄ると結構みんな親切。
道を尋ねても英語は全然通じませんでしたが、
チェコ語で必死になって教えてくれたり、周りにいっぱい人が寄ってきて
あーだ、こーだと私の全然理解できないチェコ語で説明してくれたりするのです。

ぽかーんとしている私に
「ついてこい」というジェスチャーをして現場までつれていってくれた人も
そういえばいました・・。

一度美術館の中でも迷ってしまって、
館員のおばさんに大声で怒鳴られたことがありました。
入っちゃいけないところに入ってしまって怒られたかと、
オロオロしてたら
「そっちには見るものがない、こっちのほうがいいものがある」
というのを親切で教えてくれてただけだったり。

街の裏側も歩いてみました。
観光客でごったがえす場所は80年代後半の民主化以降、
商売用に街を作り直し、塗り直している(ような感じがした)のですが、
裏通りなどは、装飾のない殺風景なアパートなど、
どこか社会主義の風情が残る雰囲気でした。
私が泊まっていた郊外のホテル近くには、
なんといまだにスターリンの写真が飾ってあるローカルの店までありました。

スーパーでミネラルウォーターを2リットル買って
そこでもらうポリエチレンの袋に入れたら
店を出て数歩のところで袋が破れてしまい
PETボトルが道路に落ちてコロコロ・・と。
このへんは共産圏ならではの雰囲気でしたね。
店員さんもやっぱ愛想悪いし。

でも楽しかった。写真は郊外のアパート。