先日、「オリバー・ツイスト」を観ました。
19世紀のイギリスを舞台にしたディケンズ原作の作品で最後は涙がぽろりとこぼれるお話でした。
19世紀のイギリスを舞台にしたディケンズ原作の作品で最後は涙がぽろりとこぼれるお話でした。
この時代のイギリスと言えば、18世紀後半の産業革命を経て、世界の工場として力を蓄え、また世界中に植民地を拡大しつつあった頃。しかし、その栄華と繁栄の裏には社会の偽善や腐敗、下層社会の惨めさといった影の部分がありました。ディケンズは「オリバーツイスト」という作品を通してこうした社会の問題点を鋭く指摘し批判した作家でした。
当時は上下水道などのインフラも全然整っておらず衛生状態も悪かった時代だったようですが、スクリーンからはロンドンの街の薄暗い雰囲気がとてもリアルに伝わってきました。映画では80億円もかけて当時のロンドンを再現したそうです。窃盗団のボス役ベン・キングスレーの演技はとても迫力がありました。あの善人「ガンジー」を演じた同じ俳優さんだったとは最初気付きませんでした。
主役を演じた男の子も素晴らしい子役でした。
主役を演じた男の子も素晴らしい子役でした。