今日の一冊は佐々木典夫さんの著者

「ぼくたちにもうモノは必要ない」

これはここ数年読んだ本の中でも1番心に刺さった、私に必要な一冊だった。


恥ずかしながら私、物欲に飲み込まれ、物に溺れて暮らしていて😔

お洋服、インテリア雑貨、キッチン小物etc... 素敵なものを見ると際限なく欲しくなり、コロナが流行してからは特に外出出来ないストレスを買い物で紛らわそうとお家時間充実という名目の元お皿とかインテリア雑貨をバンバンネットで購入。

もう随分前にこんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」を読んで感銘を受けかなり断捨離したのに読んだ事もうろ覚えになり、ときめく物ならお迎えして良いよね💕と都合の良い解釈であれもこれもと…

言い訳だけどコロナのストレスは大きかった。

お出かけや人と会うのが大好きな私がそれを制限されて暴れ回る子ども達と家に篭り、完全にメンタルやられてしまったよ。

でも、どんなに素敵な物や喉から手が出るほど欲しいと思っていたはずの物を手に入れても心が躍るのは買った瞬間だけ😞

すぐに次の自分を満たしてくれるはずの何かを探して携帯にかじりついてオンラインショッピングをする日々。

買った物があちこちに散乱、玄関には届いた品物がとりあえず中身だけ確認してそのまま放置されてた時も。

夫にも「100歩譲って買うのは良いけど、もっと買った物を大切にしなよ」と呆れられて返す言葉もないのに逆ギレし、自己嫌悪に陥る日々🥲

そもそも素敵なお家にしたくてインテリア雑貨とか買ってリビングはなんとかそれなりに整えても、2階の使ってない部屋は物に溢れて泥棒に入られたの⁉️状態の散らかり具合。。。

物が多過ぎて管理出来ずいつも探し物ばかり、家族皆のお金なのに一人で無駄遣いして、新しい何かを探し取り憑かれたように携帯と睨めっこ。

遊んで〜とせがむ可愛い子ども達を邪魔者扱い、こんな自分最低だと分かっていても全てストレスのせいにして辞められない、というか辞めようとしなかった。

気持ちが凄く不安定になってプレ更年機かと思って通ってる産婦人科で相談したらピル飲んでるのになぁと先生に不思議そうな顔をされて…

今思えばプレ更年機っていうかこんな生活続けてたらおかしくなるのも当然だよね。

このままじゃまずい、と他にも断捨離やミニマリズム関係の本をいくつか読み(どれもそれぞれ良かったので又後日紹介したい)辿り着いたこの本。

ここに、私に必要な情報が詰まっていました。


この本の著者の佐々木典夫さんも私と昔は同じく物に溢れて暮らしていたそうで

でも今はミニマリズムに目覚めて色々な物を処分して心が軽く、幸せに生活出来る様になったそう。

佐々木さんの以前の生活の描写に自分がダブりまくり共感の嵐😭😭😭


この本は

①ミニマリズムの定義

②何故人が物を増やしてしまうのか

③モノを減らすテクニック

④モノを減らすことによって起きた変化

⑤その変化がどう幸福と関係しているのかの5章構成。

何故モノを買えば買うほど欲しくなるのか、買っても幸せになれないのか、物を減らすとどうして幸せな気持ちで暮らせるようになるのか、その説明がとても腑に落ちて…

一文一文が自分のために書かれているのではないかと思うくらい、今の私に必要な内容。

特に心に刺さったのは人間は良くも悪くも慣れる生き物だから、幸せの感情も長続きせず、物を買う、増やす事で得られる喜びはすぐに消えてしまう

それから安い物も高い物も手に入れた時の幸福度はそれ程変わらないという事。

私なんて買った瞬間から高揚感薄れちゃう程で自分はおかしいのかなと思ったけど、物を手にして得られる幸福が長続きしない理由の説明を読んでとても納得出来た。

と同時にもう物ばかりに囚われる生活はしたく無い、この本のタイトル通り私に必要なのは物ではないと心から思えた。

この本を読んですぐにゴミ袋と一緒に部屋の中をまわって今まで他の断捨離本を読んだ後でも捨てられずにいたかなりの物を手放しました。

まだまだ道のりは長いけど、これからは本当に自分に大切な人や事の為に時間を使いたいな☻