11月4日(土)14時22分に牡牛座で満月を迎えました。
東京は先ほどまで雨が降っていましたが、
今は雲の間から満月が見え隠れしています。
牡牛座は、五感や自分の能力、才能、センス、持ち物など
所有している物に強いこだわりがあり、
その能力を地道にじっくりと伸ばすことに関心があります。
支配星は天秤座と同じく金星です。
天秤座は美や調和、他人とのコミュニケーションに
金星のエネルギー=欲望が発揮されますが、
牡牛座はお金や豊かさ、自分の能力から何かを生み出したり、
所有したりすることに発揮されます。
太陽は対極の蠍座にあります。
蠍座は他者や物事との境界線を無くし、同化して、深く同調していきます。
その為には、抜群の粘り強さや集中力を発揮します。
※nut's wheelさんのホロスコープ作成チャートを拝借しています。
今回の満月は、対極から蠍座太陽(社会での活動、目標)と、
少し離れていますが木星(拡大、恵み)が影響を与えています。
そして、そこには魚座海王星(意識、精神世界、夢、芸術的なこと)が調停の位置にあります。
とても豊かさに満ち溢れています。
自分の能力やセンスを高めることと、
物事を粘り強く深く突き詰めていくエネルギーをお互いに引き出しあいながら、
自分の夢や潜在的な癒しに向かっていけるようです。
また、太陽と月に山羊座冥王星も調停の位置にあるので、
自分の能力や物事を粘り強く突き詰めて社会的に通用する為に、
徹底的に能力を引き上げて物事を乗り越える力を発揮することになりそうです。
それが現実的な力になっていくでしょう。
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トートタロットで牡牛座を象徴しているのは、こちらのカード。
【#5 The Hierophant(司祭長)】
このカードのテーマは、
真実の探求、学び教える、家族、経験、組織、信頼。
中央の男性は、エジプト神話の農耕と冥界の神オシリス神(父)、
女性は女神イシス神(母)。星の中の子供はホルス神(子)です。
家族を表していることと、2000年続いたイシスの時代、オシリスの時代から、
新しいホルスの時代へ代替わりしていくことも表しています。
神話の中ではオシリスは妬みから弟セト神に二度殺されてしまいますが、
その度に妻であるイシス神が復活させます。
経験によって学ぶこと。でも、その学びは簡単ではないことを表しています。
司祭長は象と牡牛の玉座に座っていて、忍耐や生産性を表しています。
社会や組織、家族の中での経験は簡単なことばかりではありません。
忍耐しなければいけないことも多くあります。
その経験を通じて社会に適合する知恵を体得していく。
そして、その知恵を伝えていく。
じっくりと時間を掛けて身に付けた自分の経験と知恵を
信頼することを教えてくれるカードです。

