画像は連絡の上、Bunkamura HP よりお借りしました
1830年頃 イギリス
ゴールド、ピンクトパーズ
穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
絶対に行きたかった愛のヴィクトリアンジュエリー展に行ってきました。
18世紀フランスの宮廷文化、そして19世紀イギリスのヴィクトリア時代の様式美が好きです。
ジュエリー、繊細なレース、ドレス、銀器、当時のテーブルセッティングなども見られました。
お花モチーフが多用されており、花言葉のある花の使い方、ビクトリア時代のお花の飾り方、楽しみ方なども、とっても勉強になりおもしろかったです。
たとえばウエディングでは、多産の象徴オレンジの造花を髪に飾ったとか、センチメンタル・ジュエリーという、花言葉やモチーフに気持ちをたくして相手に贈るジュエリーなど。
バラや忘れな草など、好まれて使われたモチーフがあったようです。
下のジュエリーも形、宝石の配列、忘れな草のモチーフと3重の意味がこめられたもの。
画像はBunkamura HP よりお借りしました
《リガードパドロックペンダント》
1820‐30年頃 イギリス
ゴールド、ルビー、エメラルド、ガーネット、アメシスト、ダイヤモンド、パール、ターコイズ
穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
左からルビー(R)、エメラルド(E)、ガーネット(G)、アメシスト(A)、ルビー(R)、ダイヤモンド(D)が並ぶ。「敬愛」という意味だが、古風に「お慕い申し上げます」というようなニュアンスだろう。出品作品には形状も錠前で、明らかに貞操を意味しているものもある。中央には真珠とトルコ石で忘れな草(フォーゲット・ミー・ノット)が形作られ、メッセージ性が高められている。文字列には他にLOVE(愛)やDEAREST(最愛の)などがあり、恋人の名前やイニシャルも用いられた。
(Bunkamura HP
より引用)
下はお花モチーフのティアラ
19世紀初期 イギリス
シードパール
穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロック(クローバー)とイギリスの3つの国の花をモチーフにしたティアラ。バラは身に付けた人の動きによって揺れるようになっています。
(Bunkamura HP より引用)
その他、なぜか前から気になる亡き人の髪を入れて作ったモーニング・ジュエリーなどもありました。
そしてこの時代の特徴的な小さいパールで飾るジュエリーの装飾など、大好きなものをたくさん見ることができました。
ジュエリーやビース関係の人にはたまらないだろうなとか、もし私がジュエリーやビーズやってたら何度も通ってしまうくらいもうたいへんだったなとか、花に興味がいってしまうのもこれまた職業病だなとか思ったりしながら、観賞してまいりました。
やっぱり大切なのは、愛、そして心だなとも感じました。
続けて映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」も見たかったのですが、時間がなくまたの機会に。