「東京音大を受ける」
と勝手に意気込んだものの、
私は３人兄弟で
当時、高校２年生の私には
二つ上の私立大学１年生の兄
中学２年生の弟
ということは、弟と受験が重なるわけです
弟は、硬式野球のクラブチームに入っていて、
高校はスポーツクラス、
寮生活という方向で決まっていて、
それなら私だって、
内山先生のもとで学びたいんだし、
音大の寮生活で過ごすから、
受験許して欲しい
学費だって、広島の音大と大差ないよ？？
って、二つの学校の要綱を親に見せて話しました。
生活費だのなんだのって、当時の私は全く考えておらず
本当に両親には感謝しかありません・・・
母は、中学校の吹奏楽部の
保護者会の会長をやっていたので、
内山先生のレッスンの様子を見ていたのもあり、
「まぁ・・・内山先生のすごさはよく分かるし、
本気でやるなら・・・」
と、認めてくれました。
両親ともに、やりたいことをやらせてもらえない時代で
我慢の人生だったこともあり、
子供たちには好きなことをさせたいという
思いがあったそうです。それにしても、
私は、好きなことをやり放題、
おまけに大人になってからも
迷惑かけまくりの波乱万丈娘でさらに申し訳ない
「東京に出なかったら、家も完全防音にして、
色々やってあげたのにねーーー」なんて、
ホントかウソかよくわからない嫌味だか、
なんだか分からないことを
言われたこともありますが
それから、中学時代の吹奏楽部の顧問の先生から
内山先生の自宅の電話番号をお聞きし、
直接電話を掛け、
レッスンのアポイントを取りました。
これが、綾子高校２年生の夏の出来事です。
「もしもし、広島の〇〇中学校で
クラリネットを吹いていた大橋綾子です。
〇〇先生から連絡先をお聞きしました。
先生のもとでレッスンを受けたいのですが、
一度お伺いしてもよろしいでしょうか。」
というカンペを読みながら心臓飛び出しながら、
電話をしました。
そこで、レッスンの日が決まりました
母と一緒に東京の内山先生のご自宅へ
初めて訪問しました。
ドアをあけた瞬間、
「あぁ、君だったのか！！」
覚えてくださっていたこと、
今も忘れず本当にうれしかったです。
広島では、現在広島ウィンドオーケストラの
コンサートミストレスを
務めていらっしゃる翁優子先生に
レッスンしていただき、
高校３年生からは数か月に１度、
秋ごろからは１ヶ月に１回のペースで
東京に通い、受験前は１週間に１回通いました。
こうしてブログにつづって行くと、
色々な方が私の勉強したいことに対して
応援してくださっていたのを改めて実感です。
だからこそ、私も自分がかかわる生徒さんには、
夢を現実にしてもらいたいし、
目標を持ってクラリネットを
演奏してもらいたいと願うのです。
ついつい長くなってしまいましたが、
読んでくださってありがとうございました
