寝台特急北斗星
一度は乗ってみたいと思っていた寝台車
相棒がずっと前から乗りたいと言っていたのですが
飛行機で一時間の札幌、なんで汽車で12時間もかけて?嫌だ!と断っていたけど
このたび乗る気になり、初の寝台車体験
結果から言うととても乗って良かった。。。
これから乗る予定の方や、興味ある方のお役に立つよう
かつ思い出を残すために長々書いてみようと思います

仙台発時刻は23時30分
雪のためか?30分位遅れてきましてもう皆様お休みなのだ
誰もドアしめてなくてカーテンむきだし、静かです
廊下は歩いて二人すれ違えない位狭いので
どっちかが壁に張り付いて通してあげる感じ

私たちの席(ベッド?)は2段式B寝台でした
真ん中の金属はハシゴ
空いていたので、4人の部屋を二人で使用できました
ノビノビ
これはツアーで、旅行会社に予約しにいったのが偶然一か月と一日前
一か月前から北斗星の席は予約開始なのです
冬だから一部屋空いてたけど時期によってはすぐいっぱいなるのかな
知らずに、禁煙で!とお任せしたら取ってくれたのがこの4人部屋
同じ料金で二人部屋があるのです(しかし喫煙可)
取り替えてもらおうと旅行会社に電話したらキャンセル料かかると言われ諦めたけど
どうもそれは間違いで、空いてるうちにみどりの窓口や車掌さんに頼めば
無料で変更できるみたい

ちなみにこちらが降りてから撮ったその二人用個室「デュエット」
二階にもデュエットがあるからちょっと天井が低め?ですが
同じ料金だし、喫煙で臭い可能性もあるけどこっちがお勧め
知らない人と寝るにはちょっと距離が狭く感じるB寝台


パリッとしたカバーに包まれた毛布や枕、シーツ
JRの文字の浴衣がついてます
寝た感じは右の写真
壁際にはフック、物置台、ライトで不便なくコンパクト
窓際には小さいテーブルとJR北海道の情報誌
空調の音が大きいけど快適温度です
なんだかんだでもう1時すぎだし寝よう。。。と思ったけど
結構ゆれるし最近私枕合わないと寝付きが悪い
雪のせいか?線路の連結の衝撃みたいのがしょっちゅうガツンとくる
一時間くらい眠れなくて、結局眠くなる薬飲んで就寝


六時半ころになると放送があって電気がつき、目が覚める
なぜか進行方向が逆になってる!不思議
そのあとも前後逆に進んだりしました
外がほんのり明るく、海なども見えてきていまどこ?って感じ
寝てる間に函館近くまできてました

廊下に収納式の椅子がついてて、座って外が眺められます
みんなこれに乗ってる人は鉄道好きな人だろうから
明るくなったら椅子出して座ってみんなニコニコ
お弁当も売りに来るけどせっかくだから食べに行こうと決めていました
食堂車は7号車だから結構遠い

和食と洋食だけ、ラーメンライスはないです
二人とも洋食にしました


サラダ、ヨーグルト、メロンゼリー、スクランブルエッグ、ハッシュドポテト、ハムとソーセージ
どれもおいしかったけどほんのりあっためられたバターデニッシュがうまい!
朝日に照らされているおいしいパン

コーヒーも美味しかったです
時々トンネルに入って、テーブルの灯りだけになるのがいい感じ
ウエイターさんが外を指して湖なんですと教えてくれたけど
そんとき猛吹雪で外まっ白、見えず

相棒が買った、お会計のところにあった北斗星ロゴ入り温泉タオル
なかなかレア
車内販売のワゴンでは懐中時計8000円とか売ってたみたいだけど
なんと売り切れの放送が!大人気!


6号車にはロビーとソファー、映画やってるテレビ
そしてシャワーもありました
開けてみたら誰か使った直後のようですんごいもわっとしてたので
中には入らず。。。手前脱衣所、奥シャワー室のようでした
外を見ていると
なんだか普通よりかなりでかいカモメ
そしてあれはトンビじゃない、鷹だろうと思うでかい猛禽などが見えて
全然飽きない
鶴とかオオワシはいないエリアなのかな。。。見たかった

牧場もあって競馬の馬も見えました
たまに車内放送で左に山が見えますとか教えてくれるのです
晴れたり降ったりの天気
予報では大荒れだったけど外れて、青空も景色が見えてよかった
車窓は夏も素敵だろうな
わりと函館で降りる人が多かった
足のばしてゴロゴロしたりウロウロできるし長時間乗車の苦痛は全くなし


デュエットの扉がついてる廊下と、私たちの部屋についてた懐かしい灰皿
昔はB寝台も喫煙可だったんだろうな
そして古い車両のせいか、1号車2号車だけ和式トイレで
あとは洋式があったそーです


デュエットいいけど、右や左の窓の景色がどっちも見えるB寝台も
どっちもいいかなあ
一番楽しいのかも

オハネフ
ハネ、はB寝台車の意味らしいです
オとフは何かな?
とても思い出に残る電車旅でした
相棒によるといつか廃止になるかもしれないとのこと
夏にまた乗ってみたい
