おはようございます。
オレンジコスメの門田です🍊
「ミステリアスな人はモテる」と聞いたことがあります。
その理由として挙げられていたのは、「少しずつ知っていく楽しみがある」というものでした。
たしかに、全て分かりきっているよりも少し謎があるくらいの方が、人の興味を駆り立てるのかもしれません。
考えてみると、新製品サプレスアシッドもミステリアスな商品だと思います。
(怪しいものではありません！)
主剤のグリオキシル酸は反応機構が完全に解明されていない成分であり、この成分を使う製品のほとんどが各メーカーさんによる独自の見解(メカニズム)とともに打ち出されています。
オレンジコスメの酸性パーマANCES(アンセス)の二大還元剤のうちの一つ「GMT」も、はじめは謎の多い成分だったそうです。
それが徐々に時代の進歩とともに解明され、今では多くの人がその名前を知り一般的にも認められ、還元剤としての地位を確立しています。
そんな、ミステリアスな新製品サプレスアシッドで講習を行いました。
まずはBeforeから。
【モデルさん状態】
硬毛のショートヘア。一部ストレート履歴あり。
ネープの部分のうねるクセが気になるとのこと。
(水に濡れても若干残るクセだったため、完全に取ることは難しいことをお伝えしています)
【プロセス】
プレシャンプー→前処理(ファイラメ)→サプレスアシッド塗布→自然放置(20分)→プレーンリンス→中間処理(プライムトリートメント)→ブロードライ→アイロン(160℃)
そして、こちらがAfterです。
全体的にクセが緩和され、扱いやすい髪になったことを実感されていました。
サプレスアシッドを施術すると、指通りの良さやなめらかさを感じていただきやすいようです。
私のような硬毛の方は一度のみの施術で100%の良い仕上がりを出すことは難しいこともあるので、そういった場合は定期的な繰り返しの施術がオススメです。
今回講習させていただいたサロン様はケミカルにも詳しい知識をお持ちで、メカニズムや髪へ作用するプロセスなどについて、とても熱心に質問を下さりました。
正直、グリオキシル酸について何もかも分かっている状態ではないため「最も有力な説」や「オレンジコスメの考える理論」をお伝えすることしか出来ません。
ただ、それでもこういった薬剤を発売するにあたったのは、お客様からの多くの喜びの声があったからです。
美容師さんにとって「理論がはっきりしていない」というのは、「よく分からないもの」というネックなイメージを持たれる部分だと思います。
こうだからこうなる！という明確な根拠が無いものを使用するということは、どんなことが起こるのか分からないということです。
ただ、「分からないことがある」先には「分かるかもしれない可能性がある」と私は思っています。
それが全て良い結果や答えだとは限りませんが、いずれにせよ薬剤と技術者が二人三脚で見つけていくものなのではないでしょうか。
オレンジコスメでも、日々様々な研究が行われています。
発売したらそれで終わりではなく、発売してから何をするのかが重要です。
美容師さんに安心して薬剤を使って頂き、お客様が満足できる施術を提供して頂けるよう、メーカーとして出来ることを追求しなければならないと感じました。
そして、謎は多いですが多くの可能性を秘めている「グリオキシル酸」の入ったサプレスアシッドに今後もご期待ください。
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