「薬草と歳時記 薬草好きな神々」第四巻
発売になりました。
電子書籍での発売ですが
来春には紙版での発行を予定してしています。
年々 薄れてゆくような歳時は
次世代の若い方たちにも引き継いで行きたいもの。
そこに関わる薬草たちとの寄りそいも ぜひ知っていただきたく
まとめさせていただいております。
季節の移ろい 神とともに在る日本の在りよう
さまざまにふれるごとに
新しさを求めるばかりの日常のなかにばかりではなく
受け継がれる風習、また文化も貴重なもので
花々、緑、植物たち、薬草は
歳時にはかかせないものとし在ることにもとても驚かされます。
一冊一冊と紐解くうちに出現する瑞穂の国-日本。
世界がグローバル化すればするほどに
大切にもしたい日本人としてのアイデンティティー。
自分は何者なのか 本当の自分は何であるかも
執筆しながら静かに見つめ直す とても佳い機会ともなりました。
戦後、敗戦とともに日本人であることの意味深さ
その文化風習との関りも
とかく日本という国への帰属意識の薄い日本人の増えるかな
国とは 日本とは と見つめ直す佳い機会にもなるかと存じます。
海外へ出れば出るほどに ひとりの日本人としての在りようにも
戸惑い 出会うことも多いもの。
ますますボーダレス化する社会のなかで
自らが何者であるか いったい何であるのかを再考もされる一冊。
機会があれば いつかお手にしていただきたく
ひとりひとりが 時の移ろいに想いを馳せ
自らを見つめ直す機会ともしていただければ幸いです。
「薬草と歳時記」薬草好きな神々
編集委員 西村椛那