こんにちは。

昨日の夜から、
私の住んでいる地域は
高潮で浸水する可能性が有り、
エリアメールや防災メールを確認しつつ
一応避難の準備をしていました。

それも先程解除されて一安心。

息子はバスと電車で通勤なのですが、
バスだけはとりあえず午後から動き出したので出勤。
まだ風が強く、時折突風も。
歩き途中に何か飛んでこないか
無事に帰宅するまで心配です。

今回初めて、備えをして自宅待機ではなく、
避難しなければならないかもしれない状態になり、
今までにない恐怖と、緊張感を味わいました。

何より感じたのは、
「当たり前の日常をいきなり取り上げられる怖さ」
でした。

可愛がってる鉢植え、お気に入りの枕、
自分仕様に育てたキッチン、
思い出の品や写真、
大切な本達、揃えたゲーム環境、
買い換えたばかりの洗濯機…

そして運が悪ければ
10年以上乗ってる車も。

もちろん、命が一番大切。

でも、全てを置いていく辛さというか。
避難所から戻った時には全てが泥水に漬かり
ダメになってしまっているかもしれない、
そうなったら一体何をどうして立ち直れば…
という、とりとめのない不安。

そんな事をもやもやと考えられる余裕があるだけ
まだいいってこともわかってるんです。

ただ、実際自分がそういう状況になって、
改めて感じる思いもあって。

いろんな葛藤を捨てて、
命を守る行動をとるということは、
勇気と迅速な決断が必要で
なかなか難しいことなんだなと思いました。

ここが命を分けるのかもしれない。

この歳になってもなお、
経験のないことに関しては
どうしても想像の範疇でしか考えられないから。
寄り添ってるつもりでも寄り添えてないかもしれない。
正しいと思ってかけた言葉がプラスに働かないかもしれない。


他者への発言や心のかけ方が、
根拠の無い「自分基準」になっていないか、
どんな経験もしっかり経験値に変えて、
これからも気をつけながら生きていこうと思いました。