山田さんの絵を見ていると、表現者に欠かせないのは「想像力」「独自性」「技術」であることが分かるよね
特に独自性なんですよ
やっぱり、景色や人間を写実的に描くだけじゃだめなんだよね
創作者として何を表現したいか、自分自身の価値感と表現の本質を見極めて、それを忠実にアウトプットする技術を身に付けてこそ一流なんだなと思ったりした
原画、展示室4周して穴があくほど凝視してきた
小さい画用紙なのに細部まで書き込まれていて圧倒されたよ
たった1枚の絵、いや、3㎝の正方形を切り取ったとしても、山田さんの12国記の世界観が伝わってきた
指先や服の裾や刀の切っ先まで美しいし
あらゆることが詰め込まれた絵は見てて飽きない
魔性の子の表紙でも分かるけど、小野さんと山田さんの解釈って必ずしも一致していないような気がするんだよな
インタビュー見ると綿密な打合せしてるわけでもなさそうだし
だけど、原作も挿絵もそれぞれに完成された世界観があって、どっちもどっちで楽しめるのがこの小説の良いところだわ
なんて偉そうに言ってはいけないくらい高貴な作品なんですがね
楽しみにとってある短編や画集第二弾、いつ読もうかな~~~~~