みんなへつうしん    3月5日(金)

 

昨日は,水溶液の実験も大詰め。

まずは,昨日に引き続き,

炭酸水の実験から。

 

「ペットボトルに

 水と二酸化炭素を入れ,

 一気にふってみたら

 どうなるか?」

 

というもの。

 

 

ア へこむ

イ ふくらむ

ウ 変わらない

 

の選択肢で予想して

もらいましたが,

 

 

実験してみると,

見事にへこみました。

 

 

 

なぜペットボトルが

へこんでしまったのか,

二酸化炭素の様子を

分子模型でイメージすることが

できたでしょうか?

 

 


できた炭酸水を

味見してみましたが,

炭酸がぬけてしまった

ような味のする,

弱炭酸水でした(笑)

 

工場で作っている炭酸水は,

もっと上手に,

たくさんの二酸化炭素を

水にとかしています。

 

そのときのポイントも

問題にしてみましたね。

 

「あ○○○」

 

 

「お○○」


これも,

いろんな予想が

出て笑いましたが,

実は,

もっと冷たい「温度」で,

「圧力」をかけてあげることで,

たくさんの二酸化炭素を

水にとかすことができるのです。

 

 

フタを開けっ放しにしたり,

冷蔵庫に入れておかないと

すぐに炭酸が抜けてしまうのは

そのためだったんだね。

 

***


次は,

 

「塩酸に金属をとかしたものは,

 どうなるか?」

 

という問題。

 

まずは,

塩酸に亜鉛をとかすところ

からスタート。

 

 

そうやってとかした液体を,

今度はお皿に移して,

火にかけて蒸発させます。

 

 

 

こうしてできた白い固体は,

何者なのでしょう?

 

「もとの亜鉛なのか,

 それとも別の物質なのか」

 

を予想してもらいました。

 

「食塩水のときの塩のように,

 普通に出てくる」

 

という意見と,

 

「塩酸と亜鉛が混ざっているから

 違う物質になっている」

 

という意見で

予想は割れましたね。

 


さっそく,出てきた金属(?)を

水にとかしてみると,

見事にとけました!

 

通常の亜鉛を水にいれても

とけません。ということは,

この物質は,最低でも

 

「亜鉛ではない」

 

ということがわかりました。

 

金属を酸でとかすと,

別の物質になる。

 

これは,昔の人も驚いて,

 

「いろいろと試していたら,

 金(きん)が作れるんじゃないか」

 

と,様々な実験を

繰り返したということです。

 

錬金術は,このようにして

生まれてきたんですね。


これが,化学の時代の

幕開けになったのでしょう。

 

 

授業書の最後に出てきた,

酸やアルカリが中和されるしくみも,

分子模型でみると,

とてもわかりやすかったですね。

 

 

酸を示すのは「水素イオン」

アルカリを示すのは「水酸化物イオン」

それが,同じ数だと

「水分子」になるので,

中和されるというわけです。

 

 

分子原子でみる,

酸とアルカリの世界

たのしんでもらえたかな?

 

 

卒業まで…

 

いよいよあと2週間を切りました。

今日の作品は,お馴染みの「みねくま」と

Koujirouくんの定番キャラ〈サワガエル〉と

コラボで生まれた???…なにこれ?