みんなへつうしん   2月26日(金)

 

昨日は,

いろいろな水溶液の

〈判定実験〉をしました!

 

 

5年生の時にも,

先生方が見に来る授業で

やったことがあったよね。

 

だけど,今回は,

水溶液の中身に

 

「アンモニア水」

「塩酸」

 

などの劇薬が入っているので,

むやみに触れたり,

蒸発させたりするのは

とても危険です。

 

いままでに習ったことや,

知っていることを駆使して,

安全に判定していかなければ

なりませんでした。

 

お題に使われているのは,

 

「アンモニア水」

「石灰水」

「塩酸」

「炭酸水」

「食塩水」

「水道水」

 

の6種類。

 

さて,どうしましょう?

 


「見た目」や「におい」からも,

いくつかだけは絞れるけれど,

あとはよくわかりません。

 

何人かの子が

 

「塩酸は金属をとかす」

 

という知識を使って,

銅や亜鉛を使っていましたね。

 

ナイスなアイデアです。

 

「石灰水は,二酸化炭素と反応して

 白くにごるから,ビニール袋に

 自分の息を入れてふる」

 

というのに気づいた子もいました。

 

今までに習ったことが

身についていて,素晴らしいね。

 

 

さらに,最近習ったことで

ヒントになるのは,それが

「酸性」なのか,

「中性」なのか,

「アルカリ性」なのか

ということ。

 

それらは,

BTB溶液を使えば,

簡単に判定することが

できます。

 

「酸性」

をしめすということは

「すっぱいもの」

そして,

「金属をとかす」

 

BTB溶液に入れて

「黄色くなった」のは,CD

つまり,どちらかが

「塩酸」で,どちらかが「炭酸」。

 

まぁこれは,Dが見た目で

シュワシュワしていたので,

金属を入れて確かめなくても,

消去法で判定できましたね。


「アルカリ性」

青を示すのは,

「植物の灰」

ということ。

 

これらの中だと,

動物のおしっこの成分である

「アンモニア水」と,

 

「石ころ学入門」のときにやった

「石灰岩」がとけた「石灰水」

が,アルカリ性

 

「え?石灰水って,

 なんでアルカリ性なの?」

 

っていう質問が出たけど,

何でだかわかった?

 


もともと,

水に溶け出す前の

「石灰石」は,

大昔のサンゴ死骸が

降り積もってかたまったもの。

 

つまり,

「植物の灰みたいなもの」

なんだね。

 

あのときの学習で,

チャートなのか,

石灰石なのかを見破るために,

なんの液体をかけたのか

覚えている?


あのときに石にかけたら

泡が出て,とかしていた液体が

あったでしょう。

 

 

 

 

 

あれは,トイレ洗浄剤の

「サンポール」です。

酸性の液体だったんだよ。

 

「酸には,

 アルカリを打ち消す

 効果がある」

 

ということは習いました。

 

つまり,

サンポールというのは,

トイレのアルカリ(おしっこの黄ばみ)

などを溶かして(中和して)

きれいにする洗剤というわけ。

 

それと同じものを

石灰石にかけたら溶け出した。

 

つまりそれは,石灰石が

アルカリ性のかたまり

ということなんだよね。

 

元に戻ると,

BTB溶液に入れて青くなったのは

B。

Aは,においをかいだら

「猫のおしっこの強烈なにおい!」

と言っていました。

 

また,Bをビニール袋に入れて,

そこに息をいれてふってみたら,

白くにごりました。

(その前に,BTB溶液に入れても,

 白くにごっていてびっくり!)。

 

 

それらから判定完了。

 

残るは,EFでしたが,

これらは,どちらも

色が変わらず

「緑色」「中性」

安全なので,蒸発させてみると,

Eにだけ白いものが残りました。

 

 

というわけで,

全て判定することができました。

全問正解だった班もあって,

お見事でした!

 

 

 

 

卒業まで,あと…

今日は,Kenshinくんの作品。

イラストは誰が描いてくれたのでしょう??

わかりますか?(笑)