みんなへつうしん  12月25日(金)

 

今までで最長だった2学期が,

ようやく今日でおしまいです。

今年は1学期に

休校があったからね。

 

1学期が短かった分,

夏休みも短縮されて,

8月から2学期が

始まったのでした。

 

2学期が始まったときは

夏だったんだよね。

 

そんなことも忘れてしまうくらい

長い2学期だったけど,

感染がおさまって

いてくれたおかげで,

少しずつでも行事ができて,

よかったよね。

 

いま,また拡大していて

心配だけど,

せっかくだから

冬休みはムリせず

ゆっくり休んで,

元気をためて,

また来年笑顔で会いましょう。

 

 

今日は2学期の

通知表を渡すけど,

昨日印刷したものを

ファイルに入れていて,

みんなに通知表を渡したときの

セリフが予想できました。

 

「うわ~!1学期より

 下がっちゃった!」

 

とか,

 

「算数は上がったけど,

 国語が下がっちゃった…」

 

なんて声です。

 

毎回,渡すたびに

そう言っている子がいるんだよね。

 

そういう声を聞くと,

 

「やっぱりそういうふうに

 思っちゃうよね~…」

 

と,残念な気持ちになります。

 

実は,

そういう見方は間違っていて,

そう思われてしまうのは

悲しいのです。

 

本当のところ,

成績が上がったり

下がったりするのは,

この通知表からは

分かりません。

 

この通知表でわかるのは

 

「書いてある項目の内容が,

 どの程度達成されているか」

 

ということなのです。

 

その項目の内容で,

到達してほしい基準からみて,

「よくできる」

「できる」

「もう少し」

の3段階の評価を

しているだけなのです。


その全ての項目は,

6年生の2学期から

習いはじめた新しい内容です。

 

だから,〈上がった〉か

〈下がった〉かを考えるなら,

みんなの成績は,

全部〈上がっている〉

といえるでしょう。

 

だって,

1学期には

知らなかった内容を,

毎日のように

学んでいるのですから,

毎日〈上がって〉いるのです。

 

その進歩たるや,

すごいスピードです。

めきめき伸びていると言っても

過言ではありません。

 

でも,残念なことに,

この通知表からでは,

そういうことが見えてきません。

 

だから,

「やっぱりなぁ」と

残念な気持ちになるのです。

 

「もう少し」の評価をもらうと,

がっかりしてしまいます。

どんなに努力していたって,

基準から見て

理解が不十分であれば

「もう少し」がついてしまいます。

 

「すぐには納得が

 いかないけれど,

 あとでじっくり考えて

 納得いていく人」

だっているのに,

その人にも

「もう少し」がつきます。

 

ゆっくり実力を

付けていくタイプの人には,

全く不利な通知表というわけです。

 

だけど,

「もう少し」という評価は,

〈今だけ限定〉です。

 

今は「もう少し」だけど,

それは確実に変わっていきます。


もしも,いまの実力のままで

1年生に戻れるとしたら,

いろいろなことを

たくさん知っている

スゴイ1年生になれると

思いませんか?

 

1年生のときに

「もう少し」だった人だって,

今の実力のまま1年生になったら

きっと「よくできる」という評価が

たくさんつくでしょう。

 

そうです,1年生の時よりずっと,

足し算や引き算に慣れて,

早く正確にできるようになっているし

ずっと多くの漢字も

書けるようになっていることに

気がつきます。

 

いつも「もう少し」が

いっぱいの人だって,

学力はどんどん

〈上がっている〉のです。

 

だから,そんな

「もう少し」の通知表をみて,

「自分はダメだ…」

なんて思わないでほしいのです。

理解できるように

努力を続けていけば,

年を重ねるにつれて,

できるようになっていきます。

ぼくはそれでいいと思っています。

その手助けをするための

通知表だと思ってくれたら

うれしいです。

 

***

 


☆今日のお誕生日シリーズ☆


お1人目は,

10月○日生まれのKensinくん。

 

 

1年生の頃から

本を読むのが大好きで,

「ページの多い本を読むこと」を

「苦にならないこと」に

あげていたほど。

音読もとても上手で,

聞いていると

イメージがわいてくるのは,

きっと

読んでいるKensinくんの中にも

豊かなイメージが

広がっているからなのでしょう。

将来の夢は「小説家」。

やっぱり,

面白いお話を書ける人

というのは,

「物語を読むのが好きな人」

なんだよね。

いま歴史を学んでいるけど,

Kensinくんは物語として,

その時の様子を

思い浮かべているんだろうなぁ

と,見ていて思いました。


   
そして,2学期の最後は,

このシリーズが始まる

きっかけを作った,

11月○○日生まれのSyuugoくん。

 

 

人懐っこくて甘えん坊。

みんなに言いたいことがある時に,

すぐに言葉にならなくて,

おしゃべりな他の人が

しゃべってしまって,

結局言えないで終わることが

多いんだよね(笑)

でもそれって,

相手をさえぎってでも

グイグイしゃべってしまわない

Syuugoくんの「優しさ」

でもあるんだろうなぁと

思っています。

建築デザイナーとか,

大工などの仕事を

やりたいそうですが,

実は将来やってみたいことが

たくさんある,

人生を前向きに

たのしめる人です。

でも,宿題くらいは

ちゃんとやれないと困るよ(笑)

冬休みは,毎日しっかり

学習をしてから,

友達と遊んでくださいね。

友人を大切にする人の未来は,

きっと明るいです。

 

***

 

これで,

みんなのお誕生日の

復習はおしまいです。

 

あとは,ホントのお誕生日に,

お祝い紹介をしますね。

 

来年みんなが学校に来る

3学期最初の日は,

Hannaちゃんのお誕生日です!

 

そのときに,また

お会いしましょう。

 

よいお年を~!