みんなへつうしん  12月15日(火)

 

昨日は,保健の授業で

「病気の予防」について

学習しました。

 

ちょうど,

「病原体による病気の予防」

という内容で,

「ウイルスが体に侵入する道を断ち切る」

という話と,

「ウイルスの数自体を減らしていく」

という話が出てきて,

こういうのは新型コロナ以前から,

しっかり学ぶことになっていて,

意外と詳しく学んでいたんだな~と,

改めて,学校教育の

すごさを感じました。

 

教科書の例は

インフルエンザウイルスだったけど,

気をつける事は,

新型コロナウイルスでも

ほとんど同じです。


新型コロナウイルスの

感染再拡大は続いていて,

ついに昨日,GOTOトラベルが

中断されましたね。

 

それについては,

いろいろと意見が飛び交っているけれど,

この決断の意図を正しく読み取れないと,

同じことが繰り返されるだろうなぁ

と思っています。

 

 

感染拡大が続いているのは,

単に気が緩んでいるだけです。

 

人が移動したところで,

濃厚接触しなければ

感染拡大は起こりません。

 

つまり,GOTO自体で

感染が拡大しているわけではないのです。

 

けれど,みんなが旅行するようになると

「あれ,普通の生活が戻ったのかな?」

と油断して,ついつい,

今まで通りの旅行(生活)を

してしまいます。

 

一番の問題は「食事」です。

なぜなら,食事の時は

「マスクを外すから」です。

 

昨日の学習でもやりましたが,

ウイルスが入り込むのは

「鼻と口」です。

 

ウイルスは,

 

「生きている人の

 飛沫からしか移動ができない」

 

のだから,

 

ウイルス目線で考えてみたら,

食事の時くらいしか

拡大のチャンスはないのです。


最近は,マスクや消毒が

当たり前になってしまって,

 

「なぜするのか」

 

ということを

考えなくなってしまっています。

 

それは,見ていると

意味のない行動だったりもします。

 

それで

「面倒だな」という

ストレスだけをためてしまって,

 

それを解消するために,

マスクなしで,

飲んだり,食べたり,

おしゃべりをしたりして,

結局,ウイルスの侵入を許す

ようなことになっているのです。

 

体育館に入るときに消毒をするのは,

「マスクを外すから」です。

 

食事の前に,手洗いや消毒をするのも

「マスクを外すから」です。

 

相手に飛沫を飛ばさなければ

(つまりしゃべらないのであれば),

マスクをつけていなくてもいいのです。

 

※自分のために,

 手は消毒しておいた方がいいですが。

 

ウイルスのルールを知っていれば,

必要以上のストレスをためなくてもすみます。

 

ところが,何でも

「やらされている感じ」

がしている人は,

無意味な行動規制でストレスをため,

残念な行動におちいって,

感染を拡大させています。


医療現場の声に耳を傾けたら,

もう限界です。

 

医療関係者の人数が

増えているわけでもないのに,

新型コロナの患者だけが

どんどん増えているのだから,

通常の病気になってしまった人が

治療を受けられなくなることは

目に見えているし,

医療関係者は疲れ切っています。


家庭内でマスクをつけることは

したくないです。

 

だから,家庭内感染は

もう仕方ないとしても,

それ以外では気をつける。

 

それを意識するための

「GOTO停止」です。

 

これは,GOTOの政策自体が

悪いわけではなく,

GOTOの説明と注意事項を,

繰り返し,繰り返し,

国民に納得できるように

説明することができなかった

政府の責任だと思っています。

 

でも,それは教育の問題。

学校でも,同じような責任が

たくさんあります。

 

人の常識が変化するには,

何十年もかかります。

一度の説明で行動が

変容するはずもありません。

 

大事なことは,納得できるまで

手を変え,品を変え,

繰り返し説明する。

 

そういう姿勢が,

考え方を変えていくのかもしれません。