みんなへつうしん 11月30日(月)

 

あっという間に11月も

最終日になりました。

今年も残すところあと1ヶ月。

長かった2学期も

もうすぐおしまいです。

 

コロナ禍で,まさかの

2ヶ月休校というスタートだった今年,

そろそろ振り返りの

時期に来ています。

 

学習発表会や修学旅行,

コンサートや持久走大会など,

1学期にはまるでできなかった行事が,

少しずつできるようになってきました。

 

やっぱり行事があると,

それが節目になって,

みんなの成長が見られるから

いいと思っています。


節目ってわかる?

「竹の節目」ってあるでしょう。

あれが〈行事〉だとすると,

大変なんだけど,

それを乗り越えることで,

ぐーんと大きくなる。

 

 

どれも楽しみながら

やってきたつもりだけど,

本番があると緊張もするし,

普段とは違う力が働くでしょ。

 

とっても疲れるし,

乗り越えた後に

「よかった」とか「くやしい」とか,

気持ちが動くよね。

 

それがその後の成長に

大きく影響するんだよ。

 

普段の生活に何もなくて,

淡々と過ごしてしまうと,

どこが弱々しい人に

なっちゃうんじゃないかな。

 

大きすぎるストレスは体に悪いけど,

全くストレスがない,というのも

成長を促さない気がします。

 

適度なストレスで,

人間は強く,大きくなれるのかも。

 

踊りをがんばったり,

バスの席決めでもめたり,

演奏前に緊張したり,

誰かとケンカしたり,

持久走で悔しい思いをしたりして,

また一つ大人になっていくんだね。


そういえば,

金曜日の学級会では,

学級委員存続問題が,

ひとつ解決しました。

 

「え,あれ,解決なの?」

 

と思う人がいるかもしれないけど,

ぼくはあれで

よかったんだと思っています。

 

「私たち続けてもいい?」って

学級委員が聞いて,

 

大多数の人が

「いいよ」に手をあげたのなら,

 

あとは,

 

「これからどう信頼を回復していくか」

 

という問題です。

 

今回,学級委員は

「そんなんだったらやめてやるわ!」

とはならなかったし,

 

クラスのみんなも,

「それでも,やめてくれ!」

とは言わなかった

 

ということは大きいです。

 

いまの時点では,

今までとなんら変わりはないんだけど,

「これからは…」という〈未来〉は,

変わる可能性があります。

 

生きていたら誰だって,

信頼が失墜することもあるでしょう。

 

そんなとき,

やけを起こしてしまったら

「おしまいDEATH」

 

そこは0になったと思って,

だけど,少しでも,

信頼が回復していくようにがんばる。

 

それは大変な道だけど,

きっとみんなのためにも,

自分のためにもなることです。


「大変な年だったけど,

 これはがんばったな」

 

とか

 

「これは,今年一番の

 いいことだったな」

 

とか,

 

「これはきっと

 自分の将来に

 役に立つ経験だったな」

 

なんてことが振り返れるといいね。

 

「ないなぁ」と言う人も,

まだ1ヶ月あるから,

何かを成し遂げられると

気持ちよく今年を締めくくれるよ。

 

ぼくも,水泳の研究が

中途半端になっていたので,

それを仕上げて

今年を終えたいなぁと思っています。

 

みんなも,今年の成果を教えてね。