みんなへつうしん 11月13日(金)

 

昨日は,朝からの試走,お疲れさま。

終わった後で,みんなから

 

「今年は今までよりも,

 だいぶストレスが減りました」

 

という声が聞かれました(笑)

 

いくつか理由を

挙げてくれましたが,

 

「先生が自転車じゃなくなったこと

 がよかったです」

 

というのがあって笑いました(笑)

 

なるほど,それは盲点でした。

そういうのがストレスに

なったりするんだね。


「走ること」を学ぶ授業は,

これから大きく変わって

いかなければならないと

思っています。

 

いま,「健康のため」というよりは,

趣味として走っている人が

増えているように思います。

 

お金を出してまで,

各地のマラソン大会に出場する人が,

年々増加しているのです。

 

つまり,

 

「走ることは,たのしいこと」

 

なのです。

 

今までは,

「辛いことも乗り越えた先に感動がある」

みたいな指導が

多かったように思います。

 

けれど,それだと

 

「走ることのたのしさ」

 

には気づきにくいでしょう。

 

持久走の順位が早い

「得意な人」も「走るのはキライ」

となる可能性があります。

 

「走ること自体がたのしい」のであれば,

きっと,「たのしい走り方」というのが

あるのだと思います。

 

それは,ひとそれぞれ違うと思うので,

「走らなければいけない時間」

を利用して,ぜひ探して

みてほしいと思います。

 

「へぇ。走るのって楽しいんだな」

って思えたら,

一生の宝物になると思います。

 

***


それから,昨日は

地層の見学にも行ってきましたね。

 

 

石なのか,土なのか,

どこで,どのように

できたものなのか・・・

なんて予想していたら,

やっぱりちょっと

触ってみたくなって,

ちょっと触って見てみたら

おもしろい発見がたくさんあって,

 

 

 

で,気がついたら

恐竜の爪でえぐった?

みたいな跡が

できているところが^^;

 


あとで校長先生が管理者の方に

謝ってくださるそうですが,

それ以上の学びがあった

今回の見学でした。

 

見事な「しゅう曲」




 ***

 

それから,5時間目には

「租税教室」があって,

県税事務所の方2人がいらして,

税金の大切さを教えてくれましたが,

「もし税金がなくなったら・・・」

のアニメは衝撃的でしたね。

 

さらには,みんなの教育に

使われている税金が,

 

1人1日4300円

 

というのも驚きでした。

 

学校に来て,4300円に見合う

学習ができていますか?

 

「今日も学校に来て

新しいことを学んで,

賢くなったなぁ!」

 

って思うことがひとつでもないと,

せっかくみんなにかけられている

お金がもったいないよね。

 

ぼくはいつも

「1人1万円くらい払っても受けたい授業」

をめざしてやっているので,

みんながもっと

興味を向けてくれたらいいなぁと

思っているのだけど,

税金だと,そういうありがたみが

消えてしまうというのは

もったいないなぁと思っています。

 

でも,そういう教育が

当たり前になっているというのは,

やっぱりステキなことだとも思います。

 

子どもだったら誰でも,

平等に教育を受ける権利が

あるわけですからね。

 

まぁ,権利なので,

いらないといって投げ出して

しまうことも自由ですが,

もっともっと自分から

「何かを学んで帰ろう」

と思っていると,

4300円の元なんて,

すぐに取れるくらい,

1日の学校での学びは

「学ぶに値するもの」が

あるはずだと,

ぼくは思っています。


それにしても,

租税教室のお一人の若者は,

また校長先生の

教え子さんでしたね(笑)

 

みんなの中からも,

そうやって立派になって,

ぼくの教室に帰ってきてくれる子が

いるのかな?なんて思いました。