▲GPSルート|カシミール3D
▲高度グラフ
赤い橋を渡ると道が分かれている。
観音橋方面は左の登り坂。梅ヶ瀬渓谷と大福山は右の下り坂と書いてある。
自転車から降りて写真を撮りながらしばし考える・・・。
ここでも大福山に登る気は全くなかった。
▲観音橋方面と梅ヶ瀬渓谷方面の分岐点
左の登り坂はイヤ! という自然のナリユキ。
行けるところまで行ってどんな様子かちょっと見てくる? 午後1時を過ぎたばかりだし・・。
ということで、右の道(林道朝生原線)を降ってみることにした。
しばらく行くと、七色滝と書いた案内看板が目に入る。
コース案内には載ってなかったような・・?
下のほうから渓流の音が聞こえてくるので、自転車から降りて行ってみることに。
▲七色滝に行く入口
すると、若者が一人、裸足で川の中に入っている。
なんとまぁ、涼しそう!!
自分も急いで裸足になってジャブジャブと川の中を歩き回った。
水が冷たくてかなり気持ちいい。
ここは気温も低くてほんの僅かな時間だったけど疲れが取れたような気がした。
そんなことをしながら先へ進むと、また分岐点にさしかかる。
▲またまた分岐点。左は林道加茂線、右は林道女ヶ倉線
案内板には、「大福山 3km」と書いてある。
3km!? 3kmって・・。 ううむ・・・。
ここでもしばし迷う。
まったく弱虫ってのは困ったもんだ。
・・何度もしくじってるからしょうがない(笑)。
「3km」という魔法の呪文のような文字を見つめ続ける・・。
「3kmなら だいじょうぶだっペヨ?」
悪魔が囁く。 ッペヨ。 ッペヨ?
・・そう、この時は3kmなんてたいしたことないと思った。
が、登り初めてすぐ後悔した。
なんじゃこりゃーー! ンナロっ!
×××××!
××××××××××!
β△○×■α△▽!!
などなど、汚い言葉が次から次へと出てくる。
スピードメータを見ると5km/hとか歩きと変わらない速度だよ。
3kmというマジック・・・・軽く考えた自分を責める。
バカ! バカバカ! バカバカバカバカ!
ひっでえ激キツ坂である。
ギアを最大に軽くしてもキツイ。
歩きとほぼ変わらない速度でヒーヒーフーフーとペダルを回す。
※ちなみに、ESCAPE R2 のギアはフロントが28/38/48T。
リアは 8S 11-13-15-18-21-24-28-32T である。
多少勾配のキツイ坂道でも、フロント38Tとリア24Tの組み合わせでなんとか登ってしまうものだ。
しかし、大福山の勾配は想像を遥かに超えていた。
すげえぞ!
「この坂をローディーたちはもっと重いギアで走っているんだぞー!」
どこからかそんな声も聴こえてきた。
しかたがないので、
「ほわ~ぃ、ガンバりましゅ!」
と気のない返事をした・・・かもしれない。 しなかったかも。
実際それどころの話じゃなかったのよね~。
おならが出ちゃったわよ、プッ♪ あ、プッ♪
知らないから登ったようなもので、もし知っていればゼッタイ登らなかっただろう・・。
▲女ヶ倉林道 坂の途中ではゼッタイ止まったらダメ。休むならこのような勾配のない箇所で。
半ベソでなんとか展望台のようなところへ着いた。
汗がすごい。
休む間もなく山頂を探したが、どこにあるのかよくわからない。
少し先まで行って右に曲がると石段が目に入る。
白鳥神社と書いてある・・。
そこも通り過ぎてどんどん進むと、急に道は降り始める。
やっちまった!
どうやら通り過ごしたらしい・・。
大福山展望台も見当たらないのだ。
後でわかったのだが、山頂と展望台は別の場所にあるらしい。
大福山の頂上は白鳥神社の境内の奥にあるんだとか。
引き返して白鳥神社には東側から登って境内に入ってみたけど、何の案内もなかった。
現地の大きな地図看板を見ても「山頂」と言う文字はない。
もうちょっと案内板を整備して欲しいものだと思った。
▲白鳥神社の石段
▲白鳥神社 神殿の右奥のヤブの中が山頂らしい。大福山は標高295m。
白鳥神社は全国あちこちにある。ヤマトタケルノミコトが奉られているようだ。
鳥居が富士山の方角を向いているのは意味があるみたいだね。
結局、展望台にも行くことができなかった。
これも後でわかったことだが、鉄骨で組んだ展望台が山頂より少し低い場所にあるということである。
道路わきの東屋風の休憩場所の近くに入口があるらしいが、そこを見落としてしまったらしい。
頼むよ! もうちょっとわかりやすい看板出しておくれーー! > 市川市役所の勤労青少年労働者諸君!
何度も行ったり来たりして、結局よくわからないまま見渡すような景色も見ないで山を降りることにした。
午後2時半を過ぎていたし、坂道をウロウロするのは止めたほうがいいに決まっている。
周回コースへ行かずに来た道を引き返すことにした。
もし道を間違えたらタイヘン。
下りは楽でいいけど、道幅が狭くてスピードは出せない。
出ても40kmくらいだ。
降りながら、こんなすごい坂道を登ってきたのか! と改めて驚く。
養老渓谷駅へはあっと言う間に戻ることができた。3時ちょっと過ぎていた。
しかし、ローディたちはこのコースを楽しんで走っているらしい・・。
まぁ、ママチャリでも普通に登っちゃう人もいるようだから・・自分は情けなさすぎる。
大福山を周回するコースを平均25km/hで走るローディーもいるらしいが、それは正に神業だと思う。
いったいあの坂をどれほどのスピードで登ってしまうんだろう・・。
駅のベンチで十分休憩してから帰った。
帰路はスピード制限は解除。
下り坂では加速して次の登りに地球の重力エネルギーを有効利用したほうがいいみたいだね。
家には夕方6時過ぎに戻ってこれた。
またいつか行ってみようと思う。
-おわり-
■養老渓谷の最新情報は[養老渓谷旅館組合]へ。
http://www.yorokeikoku.com/
昨日、ふくらはぎが太くなっているのに気が付いた。
明らかに先週の自分のふくらはぎと違う。
CRでよく見かける筋肉おやぢの脚みたいだ。
カッコワリィ・・っつーか、ヘンなところに力が入っているのかな・・。
追記:ルートラボのマップはこちら
・へたれクロスバイク|稲毛海岸<>大福山 116km その1-往路
・へたれクロスバイク|稲毛海岸<>大福山 116km その2-復路