昨日のスバラジ、
｢嫌いな音はありますか？｣
というリスナーからのメール
すばるの答えに、衝撃を受けました。
これ、あんま、言いづらいというか･･･(笑)
でも正直、っすけど、
ストリングス･･･あんま好きじゃない(笑)
嫌いとかそういうことじゃないっすよ？
一発チェロだけとかやったらめっちゃ好きなんすよ。
あのやっぱ大編成で来られると、
どうしてもタイプ的にボク
自分が歌いたい人なんで、
やっぱストリングスってすっごい劇的やし、
オレがそれやりたい！
ってなるんすよ。
歌いすぎちゃう、
オレがやりたいことをやられてしまう、
みたいな。
その表現はもうオレの歌でやりたいとこなんですケド･･･
っていうコトがいちばんの理由なんですよ。
自分が歌う、
自分がやること、の上でですよ？
他人様の曲でそれが入ってるのはすごく
うわーっ！って感動したりもちろんするんですよ。
だからこそ自分でってなるとなんか、
うーん、
それオレやりたいなぁ
ってなっちゃうことが多いかな、オレ。
シンプルな構成とかがやっぱ好きかな～
だから、もし今後自分でやる時は
ストリングスの演奏は入れない。
入れてもリバースにしたり、素材として使うだけと言い切るすばる。
ツアーで｢侍唄｣のときにめちゃめちゃ大勢のストリングスさんに来てもらって、
最高にいいシーンになるんですよ。
そんなんもめちゃめちゃ好きなんですけど、
ま、嫌いというか、
僕、個人でやるうえでは、
っていう話ですけどね。
ビックリしました。
こんな考え方、想像したこともなかった。
私は昔、｢演奏する｣側の人間だったので、
ボーカルが気持ちよく歌えるようにってことしかなかったけど、
｢歌う｣側は
楽器の音に対してそんな感情を持つものなのかって、衝撃を受けました。
これって、ストリングスへの嫉妬？
いや、
嫉妬というより、自負かな。
オレの歌でやってやるっていう自信。
ストリングスの音なんかに頼らない、
むしろ、
邪魔されたくない。
そこにあるのは歌い手としてのプライド。
すばるが言ってたように
目指すところは｢シンプル｣なんだろうな。
ほんと、
根っからの表現者だな。
今の私は｢納得｣を積み重ねていく作業中。
ここでまた1つ納得できた。
味園ユニバースのあのシーンを思い出す。
すばるが出した指は1本。
やっぱり、歌だけなんだよ、この人は。
｢歌う人｣なんだな。
ストリングスにも
どんな楽器にも負けない
すばるの歌
ますます聴いてみたくなりました。
