二ノ宮 知子
のだめカンタービレ #16 (16)


いや~ドラマが始まって以降、アマゾンの書籍トップセラーはのだめの独占状態が続いております。
現時点では1位が「超こち亀」(これも買いました)、2位から10位まで全部「のだめ」です。
ていうかトップ10すべてが漫画だなんて、
なんて素敵な国なんでしょう。

それはさておき、ちょっと遅くなりましたが16巻のレビューです。
ちなみに今回は通常版を買いました。シャーペンは別にいらないかなと。

前巻の終りから引き続いて、マルレ・オケの新団員オーディションです。
ファゴット募集なのにポールは敢えてバソンで参加しちゃうし。
このほかにも現団員の地位を脅かすほどの実力者たちが加入することに。
千秋とコンマスさん二人のみが大満足な結果でしたけどw
最初は仲の悪かったこの二人、徐々に共同戦線を張りつつあります。

そして新生マルレの初公演に向け、練習が始まるー
相変わらず完璧主義の千秋の指導に練習時間も長引き、
生活の疲れとも重なって団員たちからは険悪なオーラが……?
「嫌われて結構!」と開き直りな千秋。
こりゃまたSオケの悪夢再びか?…と一瞬不安もよぎりますが、
そこはさすがプロ。
グチグチ文句いいながらも、みんな個人練習の時間を増やしてます。
黒木くんも、
「好かれたり仲良くなるために音楽やってるわけじゃないから プロなんだし 僕はわかってるから 大丈夫だよ」と援護射撃。

またコンマスさんもパート練習の際、まだまだ息の合わない団員たちにこう諭します。
「音楽の本質は『調和』にあるのだ それを表現するのが真の『音楽家』なんだ」
うんこれですね。今巻の核は。
音楽もオーケストラも大事なのは「調和」。
千秋はこのオケの調和を探し出すことが出来るか……。

そして迎えた演奏会。
チェロのソロから始まるロッシーニ<ウィリアム・テル>序曲。
ここの演奏シーンはそう長くはないのですが、久々にぞくりときました。
やっぱ「のだめ」の最大の魅力は演奏シーンだと、再認識。
nodame16-1
ボロボロだったマルレのまさかの再生に、お客さんも驚いてます!
千秋的にはまだまだ目指してるものには遠いのかもしれませんが、
確実にマルレが新しいスタートを切ったことが証明された、いい演奏会だったようです。


と、千秋とマルレが今巻のメインだったのですが、その他の動きもチェックしときますか。
のだめは学校や練習をこなしつつも、マルレの練習をのぞきにいったり、演奏会の宣伝活動(日本妙技ティッシュ配り)などで活躍。
ターニャはのだめカレーのせいでおなかを壊し、それを機にダイエットに成功。やはり何となく黒木君を意識してるよう…? そして意外な決心をして驚かせてくれます。
ゆうこさんは相変わらずジャンとデシャン・オケのために頑張って裏働きしてます。
そしてコンヴァトに入学してきたRuiは、なにやら変な感じ? 千秋とオクレール先生、二人にその才能を認められるのだめに対して何やら思うところがありそう。
そしてラスト、ついにあの人が登場……!?

そんなこんなで、今回の主人公はのだめでも千秋でもなく、マルレ・オケでしたね。
伝統あるオーケストラの復活。
ここからまたシュトレーゼマンがいたころのような黄金期になるといいですね。