
ジョージ朝倉
溺れるナイフ 1 (1)
一気読みしてしまいました。面白かったー。
夏芽は小学六年生にしてモデルをちょこちょここなし東京で楽しく生きていたが、父親の「実家の旅館を継ぐ!」という決断によって思いっきり田舎で生活することに。そこは海に面したマニアックな観光地・浮雲町。東京育ちの夏芽には何もかもが異世界だ。
うんざりした夏芽が夜中に一人で海辺まで行くと、泳いでいた一人の少年と出会った。
あまりの強烈な存在感。
それは夏芽にとって「神さん」の使いにちがいないと信じ込むほどに……。
その少年は同級生で、地元を経済的にも信仰的にも牛耳る一族の跡取り息子・航一郎。当たり前のように一目置かれて、自信たっぷりで、でもたんなるお坊ちゃんとはかけ離れた雰囲気の航一郎から、夏芽は目をそらせない。
彼を手に入れたいから、彼に勝ちたい。
一度は離れるつもりだったモデル業に復帰する夏芽。「好き」であるかどうかもわからないうちからただ惹かれた、彼の興味を勝ち得る人間になるために。
そして中学生になって、夏芽の写真集をきっかけに二人は付き合うことに。
コウとの恋にただ盲目に溺れていく夏芽。芸能界での仕事を内心快く思ってなさそうなコウのため、仕事は一切辞めようと決意する。
しかしそこからコウの心が夏芽から離れはじめる。

「ちゅーかよう おまえが仕事しようがしまいがおまえのことじゃ でもよう 反対されようとなんじゃろうと おまえは自分の武器使ぉて したいようにしよるんかと思うとった それに伴う覚悟もあるんかと思うとったわ それが面白い思うたのによう」
ん~基本的にオレ様なヒーローは、恋愛のために自分のやりたいことをセーブする女の子を軽蔑しますね。
このコウ然り、「パラキス」のジョージ然り、「ホットロード」のハルヤマ然り、「BASARA」の朱里然り。
少女漫画のなかにしかいないキャラな気がするのは気のせいでしょうか(^^)
現実世界のオレ様はレベルが低いので、女に従順さを求めてる気がします。
しかしなんだかんだでお互い歩み寄っていく二人ですが、とんでもないストーカー男が夏芽を狙ってました。
夏芽の実家である旅館の向かいの部屋を借りて盗撮しまくってます。キモッ。
そしてついには旅館の泊まり客として、夏芽両親の信頼も得て、祭りの夜についに夏芽を車で連れ去ってしまう!
事情を察知したコウが必死であとを追うが、すでに車は山の中。
深い穴に落ちて一瞬気を失い、そこへついにコウが助けにやってくる……。ところが隠れていたストーカー男がコウになぐりかかり、首を絞めて殺そうとーーー!!
……コウは首を絞められながら、死んだ母の幻影を見た……
そこへ村の大人達が現れ、ストーカー男はついに御用。夏芽もコウも無事だったが、ボロボロと泣いているコウから夏芽は目をそらしてしまう。
「さっさと助けにきてくれると思ったのに あんなヤツ わたしの目の前で ぶっ殺してほしかったのに!! コウちゃんならそのくらいーーー」

自信たっぷりで太陽のように絶対的な存在だった、そんなコウちゃんの弱い一面を見てしまった夏芽の心が揺れはじめる。
無事だったとはいえ、夏芽の世界は壊れてしまった。
強姦はされていないという夏芽の言葉は疑われ、両親でさえ痛ましい目で自分を見ていて、また映画も降板することになり……。
「おまえは変わっとらんよ」「おまえは大丈夫」
コウの言葉は、昔のように深く夏芽の心に入ってこない。
それを敏感に察知したコウは、また東京に家出しようと持ちかけるが……。

夏芽の深いトラウマまで、コウは抱えきれるか……!?
もーはっきりいってこんなに男前の中一男子がいたらどこまででも付いて行きたい(>▽<)b
しかしどうなるか……今後も期待大です!

ジョージ朝倉
溺れるナイフ 2 (2)

ジョージ朝倉
溺れるナイフ 3 (3)

ジョージ朝倉
溺れるナイフ 4 (4)