客席にいた父親を発見して、動揺が隠せない千秋。
大事なラストの曲でミスを……。

それは専門家でなければならないほどのささいなもので、
コンマスや団員に何とかフォローされて持ちこたえた。
もちろんコンサート後の楽屋では千秋大荒れ……。

一方、のだめは閉演後に千秋父とすれ違う。
このとき明らかにのだめを認識したうえで千秋父は「気持ち悪いな」と……。
なんなんですかね。これはまったくわからなかった。
のだめのことを知ってるはずもないのに。
何かの伏線なんでしょうか。
それとも頭のおかしなファンだと思って?
どっちにしろちょっとヒドイです、千秋父。

アパートに戻ったのだめが千秋の部屋をのぞいてみると、ベッドでどよんと落ち込んだ千秋が…。
ていうか千秋の部屋がのだめ部屋化してる!!!
段ボールとかのだめのブラ(!)が散乱してます。
とりあえずそれはスルーで、
「心のどこかでいいところを見せなければって思った」
と千秋にしては素直にのだめに告白します。
しかしのだめは予想外の反応。
「なんだ…… 千秋先輩はお父さんと共演するのが目標だったんデスね」
それに対して千秋は「はあ!?」と猛反発。
でものだめも引きません。
「バッハでピアノまで見事に弾いて 先輩は目標に向けて着実に階段を上ってて…… いじけてんじゃないですヨ」
のだめ98
そして自分の部屋にひとりで戻るのだめ。
そののだめの部屋がキレイに片付いてるのがちょっと笑えます。
ずーっと千秋の部屋でばかり過ごしていたんでしょうかね。

で、ここのとこなんですが。
千秋は単純に甘えたかったんだと思うんですよね。
でものだめは「ピアニスト」なんです。
弾き振りをやってのけた千秋が、自分より数段階上にいるのが感じられて、のだめは悔しかったんじゃないでしょうか。
そういう思いがあるから優しく出来ない。むしろ相手の傷口をえぐるように本質を突いてしまう。
のだめの「ピアニストとしての意地」がこのシーンに繋がったように思えるんです。
千秋にしてみればここはただ優しくしてほしかったのかもしれないけど。
でもねーよくよく考えると、千秋と出会う前ののだめに決定的に欠けていたものは、一人の演奏者として「上を目指すハングリーさ」だったと思うんですよ。
で、そんなのだめをここまで引っ張りあげてきたのは千秋じゃないですか。
のだめが一人の「ピアニスト」として闘争心を燃やしているタイミングで、なぜか千秋はのだめに「女」を求めてしまうときがありますね。(初キスのときも)
それはずっとこれから先も二人についてまわる問題なのかも知れません。

一晩明けて千秋はマルレ事務所で仕事しながら、コンマスさんと少し話をします。
ここはいいですね~。
最初はあんなに難敵っぽかったコンマスさんが、千秋に面と向かって「期待してる」と言っちゃうのですから。マルレの今後は本当にこの二人の肩にかかってます。
ただ世間的な評価ではなく、もしかすると二度と観に来てくれないかもしれない父親の前で失敗したという、そのショックからは立ち直れない千秋。
コンマスさんの励ましを受けても「『次』がないことだってある」と暗いです。

アパートに帰った千秋はのだめがいないことを知ると、何故か通りかかったユンロンをお昼ごはんに誘います。その後もなぜかユンロンを映画に誘うのですが……!?

う~ん。千秋久々の鬱かもしれません。
初期はかなり頻繁に鬱っぽくなってたけど、のだめがガンガン壁を破って自分に近づいてきたおかげで、最近はかなり安定していたように思えるのですが。
父親が絡むとどうもまだ弱い千秋。
そういえば前のクリスマスにのだめと路上でバトルを繰り広げたのも、どこか父親との辛い想い出がネックとなってましたからねぇ。
今後は千秋親子の関係に焦点が当てられそうですね。
でものだめもあのモーツァルト館以来、ピアニストとしての見せ場がないんで、そろそろ期待したいです。