「今からデートしましょう」と大輔からの電話。
余りにも言うので私はオッケーしてしまった。
また同じ駐車場で待ち合わせをした。
話をしながら大輔の運転にまかせてドライブした。
着いたのは郊外の公園みたいな所。
「ここ知ってる?来たことある?」
「ううん、変わった名前の所だなって思いながら素通りしてたよ」
「あのね、ここの階段を登って行って、下を見たら池がハート型なんだって。知ってた?」
「そうなんだ。何か聞いたことあるようなナイような」
「登ってみようよ」
大輔はそう言いながら、私の手を引っ張り階段を登り始めた。
割と急で段数が多い。
手をつなぎ、はぁはぁ言いながら登った。
暗いのに他にも人がいた。
息切れしながらも登り切った時、大輔が「ほらねっ!やっぱりハートだよ」と言った。
「本当だ~」
暗くてよくわからなかったが、アスレチックがあったがさすがにチャレンジしなかった。
また手をつなぎながら階段を降りた。
久しぶりだな、手をつないで歩くのって…
私は手をつないで歩くのが好き。
杉原さんは酔っている時に手をつないでくれた。
坂井さんは車の中で手をつないでくれた。
年甲斐もなく、大輔が手をつないでくれただけでうれしかった。
公園を出て、大輔の車に乗った。
「ちょっと疲れたね」と大輔が言った。
「私は運動不足かな、結構しんどかったよ。でもたまにはいいかな」と私は答えた。
そしてちょっと遅い晩ご飯を食べた。
また二人で三人前以上頼んでお腹がいっぱいになった。
黙って大輔はラブホに向かった。
「いい?」着いてから言う。
日曜日とは違うラブホ。
そうだ、あれから1週間も過ぎてないんだ。
一度だけ…と思っていたのにまた逢っている。
メールで「寄り道しないで」と私が自分で言ったのに…大輔に寄り道させている。