「さっきのハート型の池を一緒に見たカップルは幸せになれるって言われているみたいだよ」
「そう…」
「うん!」
お風呂の準備をしながら、大輔が言った。
一緒に見たカップルが幸せね…
私達は違うでしょ?
まだこだわっていた私。
深入りしないうちに距離を置いた方がお互いに傷付かない。
大輔は結婚適齢期。
私との付き合いは大輔にとっては寄り道、遠回り。
いくら大輔本人が良くても…
大輔は県内で「頭が良いのね」と言われる学校の出身。賢いはずだ。
いくらなんでも、将来私と結婚するつもりはないだろう。
じゃあ、なぜ?
結婚を考えるような相手が現れるまでのつなぎ?
本心がわからない。