2016年12月10日

 

この日は午前中通院先の病院内にある散髪屋さんへ。

 

今までは自宅近くの床屋さんに行っていた夫。

 

ここ1,2ヶ月のげっそり感が半端ではなく・・・。

 

特に顔のげっそりには本人もさすがに鏡を見たくないぐらいで。

 

先月には「お母さんもこんな顔見るのイヤやろう。」と自虐発言も。

 

だから他人に見られるのをイヤがり、近所の床屋さんにも行きたくなくて(行くたびに痩せましたねと言われていたらしい)、病院内の散髪屋さんならそんな人は山ほどみてるだろうし、気兼ねなく散髪してもらえるだろうということになった。

 

顔のげっそりとは反比例して腹水の溜まったお腹はパンパンで、今朝は辛そうだった。

 

けれど予約がとりずらいので頑張って行くと言い出した。

 

言い出すと割と聞かないし、しんどさの度合いは本人しかわからないようなところもあるので、今は本人の気持ち優先でと連れて行った。

 

 

案の定、帰ってきてから脇腹や腰がだるくてしんどくてご飯が食べられないと・・・。

 

だけどエンシュア(栄養剤)は飲むと言うので半分くらいかと思ったら、なんと1本飲んだ!!

 

往診の先生にエンシュアも一度に飲むとお腹が張るって前に言われたのに・・・。

 

1本飲めるんなら私の作った食事1口でも食べられるやん!!とムッとした。

 

それから私の機嫌は一気に悪くなった。

 

おまけに散髪に行ったおかげで往診時間より早くに来てくれていた先生と行き違いで今日は見てもらえないことが解り・・・。

 

それを夫に告げると「え~!?このお腹のしんどいの、看てもらいたい。先生に電話でお願いしてみて。」と言い出した。

 

さらに怒りが増して、心の中では「お腹が張るのはどうしようもないんやから我慢し!!」と言いたくなったが、さすがに病人相手にぐっとこらえ、先生のケータイに頭を下げて直でお願いした。

 

2時間後、往診の先生は来てくれてやさしくこう諭してくれた。

 

「出かけたらしんどくなったでしょう。人間だれしも年と共に昨日出来たことでも今日出来なかったり、同じように前に出来ると思って動いたらやっぱりしんどいというのは病気だったらなおのことです。お腹が重くて動けないなら動ける範囲の行動にするというのも今は大切な事です。栄養を取ろうと思って無理して食べたり、無理して飲んでもかえってお腹にたまってしんどくなるのです。今はお腹が貯蔵庫になっていてそこに栄養が十分詰まってますから大丈夫です。お腹のハリはお薬でコントロールできると思いますよ。」

 

さすが!!夫も素直にうなづくが次にこう続けた。

 

「栄養取らんとどんどん衰弱していくような気がして・・・。食事も食べないと作った妻の機嫌も悪くなるし・・・。」とバツが悪かったのか今度はこちらに矛先を向けてきた。

 

そして先生は私にも「今旦那さんの前におかずを並べてさあ食べろ、みたいなことは拷問です。」と。

 

痛いところをつかれた・・・と思った。

 

夫も先日まで結構動けていただけに自分の変化に戸惑い、私も少しの量でもちょっとでも栄養が取れるようにと工夫して作ったおかずが残ってしまうことにがっかりして「食べられなかったら無理してたべなくてもいいよ。」と言いながら不機嫌になっていた。

 

反省しきり。

 

お互いちゃんと状況を受け入れないといけないね・・・。

 

あらためて仕切り直し、そう思えた1日だった。

 

 

※状況はかなり深刻だったと思うけど、この頃のリアルタイムな日記を読み返すと、私たち夫婦の会話はまだまだ小競り合いの続く日常だったんだなと・・・。パートナーと毎日一緒だとイライラすることも多いけど、1人になると愚痴れる相手もいない。

人間って勝手だなと改めて思う・・・。