安楽死を望んでいた人が | 日々是好日クリニック

日々是好日クリニック

開業医の備忘録です。

高校1年からフォローしている患者さん。



高校は中退して

意欲なく過ごし



「日本でも安楽死できるようになりませんかね」



と言っていたのですが



しにたい気持ちを受け止めつつ、毎回丁寧に対応。




1年ほど経過した最近、高卒認定試験を受けて

〇〇大学へ行きたい。と。



こういう瞬間があるから

精神科医は辞められないのです。



人が成長していく姿を、その過程を

体験できるのが本当に嬉しい。



その患者さんが嬉しそうなのが、嬉しい。



は〜、よかった。






それと

選択性緘黙の患者さん。

だんだん話せるようになってるものの

表情変化はいつもほとんどない。



ですが

お母さんから



「このクリニックにきて

先生と話すのが楽しいみたいです」と。



思いも寄らないお気持ちを知ることができて

モチベーションがさらにUPしました。



ありがたいですね。