どうぞ☟
遥:「春馬の知り合い?」
春馬:「知り合いになんかなりたくねぇよ・・・東郷 翼・・・お前と同じ学年だよ」
遥:「何でそんなに嫌な顔するの?」
春馬:「あいつがいると取り巻き連中が群がるからうるさいんだよ、同じ電車乗りたくねぇから早く行こうぜ」
春馬はすたすたと改札を通っていく。
いつの間にか私の切符も通してくれていた。
遊園地に着くと私たちは絶叫系から攻めて行った。
叫び過ぎて喉が痛い。
遥:「ここで待ってて、私飲み物買ってくる!切符のお礼」
春馬をベンチに座らせ私はジュースを買いに走って行く。
途中女の子の集団がキョロキョロしながら歩いているのを見かけたが特に気にしなかった」
ジュースを売っているショップは暑いからか結構人が並んでいたけど、待ち時間は苦痛にならない程度だった。
ジュースのカップを2つ持って春馬の所に戻ろうと振り返ると、人にぶつかってしまった」
遥:「わっ、ごめんなさい!」
幸いジュースはこぼれていなかったのでホッとする」
???:「良い物持ってるね、少しくれない?」
人懐こく言われ、驚いて見上げると駅で見かけた明るい髪の男の人だった。
長い睫毛を伏せ、ゆっくりと顔を近づけてくる・・・。
遥:え、えぇ?!
私は硬直して固まってしまった。
動けない間にもどんどん顔が近づいてくる。
遥:「ちょっと待って!」
ジュースを持っている両手を突っ張って制止しようとする。
すると、男はジュースのストローを手を使わずに口に含み飲み始める。
翼:「ん、生き返った!ありがとう」
満足そうに私に言い、その目を甘く煌かせた。
翼:「キスされるかと思った?ジュースのお礼にしてもいいよ」
男は私の顎に手を掛け上を向かせる。
春馬:「何やってんだよ!」
後ろで声がし、振り返ると春馬がギリッと男を睨み付けていた。
遠くから「翼様~」と女の子の声が聞こえた。
男はフッと目を閉じ春馬から目線を外す。
翼:「そろそろ戻ってあげるかな・・・からかってごめんね」
私の頭にポンと手をやると、声のした方へ走っていく。
春馬は男の背中をしばらく睨みつけていた・・・。
(終わりです!
なんか今回もあっけない終わり方・・・