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~オレンジ文庫~

AKB48のメンバーで小説を書いています。
小説「それでも明日はやってくる。」と「マジすか学園ZERO」を連載中です。
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石田晴香とS・D・Nの1人目のケンカが始まった。


ケンカを見ていた川崎希が板野友美に話しかけた。


「なぁ板野?」

「なんすか?」

「あたしは、昨日ケンカしたから板野の実力は知ってる。でも石田は知らない。あいつ強いの??」


友美は笑った。


「心配してるんですか?」

「いや、そりゃ~まぁかわいい後輩だしな。」

「晴香は負けませんよ。あたしと同い年で唯一互角に戦ったのは晴香だけですから。」

「そっか。じゃあ心配はいらないね。」


晴香は強かった。

川崎と友美がそんな話しをしてる間に、1人目をあっという間に倒していた。


「どーしたの?S・D・Nも大したことないね!」


晴香がそう言うとすぐに2人目が出てきた。

突っ込んでくる相手をかわしながら的確に打ち込んでいく。

晴香の飛びヒザ蹴りが相手のアゴにヒットし、相手を気を失った。


「こりゃほんとに晴香1人で終わっちゃうかもな。」


友美は少し残念そうだった。

その時だった。

何者かが晴香を後ろから攻撃した。

攻撃を食らった晴香は吹っ飛んだ。

晴香を攻撃した相手は、3人目の相手だった。しかも手には鉄パイプを持っている。


「てめぇぇ!!!卑怯だぞ!」

友美が叫んだ。


「おいおい?武器を使っちゃダメなんてルールあったか?」

「ぶっ殺す!」

「待て!」


友美が突っ込もうとすると川崎が止めた。

川崎が見ている方を見ると、鉄パイプでの攻撃を食らった晴香がふらふらになりながら立ち上がった。


「晴香!」

「へへへ油断しちゃった・・・。大丈夫。見てて。」


すると相手は鉄パイプをぶんぶん振り回しながら攻撃してくる。

晴香はよけるので精一杯だった。


「くっ・・・!?」


相手の攻撃を必死にかわしながら、晴香は考えていた。

どうすれば・・・。


「晴香!頑張れ!!」


友美の声が聞こえた。

晴香が友美の方を見ると心配そうな顔でこっちを見ている。


「そっか・・・これしかない。友美・・・後は任せたよ。」


相手が晴香の腹をめがけて鉄パイプを出してきた。

ゴスっ!と鈍い音が響いた。

しかし晴香は鉄パイプを食らいながらも受け止めていた。

それは友美が川崎とのケンカで見せた戦法と一緒だった。


「・・・つかまーえた。」

「くっ!離せ!!」

「嫌だよ・・・これで終わり・・・食らえぇえぇぇ!!!」


晴香のハイキックが相手の頭に直撃した。

バターンッ!と相手が倒れた。


「勝った・・・。」

「晴香!!!」


その場に崩れ落ちそうになった晴香を友美が支えた。


「ごめん友美・・・友美、怪我してるから全員あたしがやっちゃおうと思ったんだけど・・・ちょっと・・・無理しちゃったみたい・・・。」

「晴香・・・。」

「あと1人・・・友美・・・任せた。」

「うん。任せろ。」

「負けたら承知しないよ・・・?」

「大丈夫。ゆっくり休んでな。」


友美は晴香を川崎の隣に座らせた。

そして円の中心に進んでいく。


「最後の1人、出て来いよ!」

友美が叫ぶと、S・D・Nの最後の1人が出てきた。


その1人を見て晴香の手当てをしている川崎がつぶやいた。


「まずいな。」

「えっ・・・何がですか?」

「最後の相手。あれはS・D・Nの幹部、加藤雅美だ。板野でも勝てるかどーか・・・」

「そんな・・・友美・・・」


「あたしはS・D・Nの幹部、加藤雅美だ。おいガキ!!テメーほんとにあたしとやんのか?」

「・・・テメーは鉄パイプ使わねーのかよ?」

「あたしをあんな雑魚と一緒にすんじゃねーよ!」

「ごちゃごちゃ言ってねーでさっさと来いよ、加藤。」


友美は手のひらとくいくいっと動かした。


「このガキが!!」


加藤は右ストレートを出した。早い。威力も相当だろう。

しかしその瞬間、吹っ飛んだのは加藤だった。


「くっ・・・!?このガキ・・・?」

「立てよ。」


友美のクロスカウンターが決まったのだ。


「あいつ・・・また強くなったな。」

川崎が微笑みながらつぶやいた。



8話へつづく。




~オレンジ文庫~

『S・D・N』の幹部の1人、加藤雅美さん。実際はSDN48の卒業生です。