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~オレンジ文庫~

AKB48のメンバーで小説を書いています。
小説「それでも明日はやってくる。」と「マジすか学園ZERO」を連載中です。
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板野友美と川崎希のケンカの次の日。

石田晴香は、川崎に言われた通り友美を屋上に連れて行った。


「お、来たか。」


屋上に着くと川崎が待っていた。


「昨日はごめんね。怪我大丈夫??」

「別に。」


友美は正直大丈夫ではなかったが、弱さを見せるのは嫌だったのでそっけなく答えた。


「さて、本題だけど。君たちはあたしにあんだけ言われても、まだ友達の敵を取りたいと思ってる?」

「・・・え??S・D・Nの奴らのところに連れてってくれるんですか!?」

「まぁ聞いて。S・D・Nはほとんどがキミたちより年上で高校には行ってない。だからギャルサーというよりは愚連隊みたいなものね。しかもどいつを取ってもケンカ慣れしてるからそこそこ強い。」

「・・・。」

「それに板野。キミはやられた友達とは別にそんなに親しくないんでしょ?それでも行くの?」

「・・・晴香の友達はあたしの友達。それに・・・同じ学校の仲間っすから。」

「・・・そっか。」


川崎はその答えを聞くと満足そうだった。


「いい目だね。じゃあ行こっか。」


しかし行こうとする川崎を晴香が慌てて止めた。


「ちょ、ちょっと待って!今から行くの!?友美は昨日の傷、全然癒えてないですよ?」

「なに晴香??びびってんの?」

「心配してあげてんのよ!」

「まぁ確かに一理あるけど・・・板野。大丈夫でしょ?」

「余裕っすよ。」

「もう・・どうなっても知らないからね!」


そして3人は学校を出て川崎の案内のもと『S・D・N』のアジトへ向かった。


「ここだ。」


着いた場所は地下にある使われていないクラブだった。


「行こうか。」


川崎がドアを開けた。

中には紫のジャケットを着たS・D・Nのメンバー達が30人ほどいた。


「おいおい。『XANADU』の幹部が何の用だ??」

一番奥にいた女が叫んだ。


「久しぶりだな西国原。あたしの学校のヤツがお世話になったみたいで、お礼をしにね。」


西国原と言われた女が椅子から立ち上がりこっちへやってきた。


「なんだ?幹部自ら停戦協定を破棄するつもりか?」

「先に手を出してきたのはテメーらのくせに。XANADUのメンバーじゃなくてもあたしの学校の子に手を出すのは許さない。」

「ほ~やんのかよ?」

「ほんとはあたしが殺してあげたいとこだけど・・あたしは一応XANADUの幹部だからね。今日はどーしても友達の敵討ちたいってヤツらがいるからさ・・・こいつらが相手する。」


川崎が友美と晴香を指指した。


「なんだこのガキ??」

「うちの学校の後輩さ。」

「ふん!くだらねえ。ガキじゃ相手になんねーよ。」


そこで友美が叫んだ。


「うるせーよ!ごちゃごちゃ話してるほどヒマじゃねーんだ。さっさとうちの学校のヤツやった奴ら出せよ!?」

「あぁ?口の利き方に気をつけろ!」

「なんだ?・・・それともテメーがやったのか?」


友美が西国原を睨んだ。


「ふんっ。おいホントにいいんだな川崎。こいつらが相手で?」

「ああ。あたしは手を出さない。」

「バカだな・・・おい!出て来い!」


西国原が叫ぶと後ろから4人の女が出てきた。


「おめーらのダチをやったのはこいつらだ。お前ら2人でやる気か?」


すると川崎が言った。


「提案がある。」

「なんだ?」

「2対4のタイマン勝ち抜き戦にしよう。」

「勝ち抜き戦だと?」

「ああ。それだったら2人が全員倒すかもしれないし、こいつら2人がお前らの1人にやられるかも知れない。面白いでしょ?」

「ちょっと川崎さん!楽しんでないっすか?」


友美が聞くと川崎は笑っていた。


「大丈夫だ。お前らが負けるなんて全く思ってないからさ。」

「大した自信だな!よーしその勝負受けて立ってやる。」

「勝っても負けてもこの件はこれで決着だ。それでいいな西国原?」

「勝手にしろ!」


西国原が奥へ戻ると、S・D・Nのメンバーがクラブの真ん中を空けて円になった。

その中心に4人の中の1人が出てきた。


「どーやら1人目はあいつみたいだな。お前ら負けんなよ。」

川崎が笑いながら友美と晴香の肩を叩いた。

二人はびびっているわけではなかったが、その笑顔を見て安心した。


「よーし・・ぶっ殺す!」

友美が気合を入れて行こうとすると、後ろから肩をつかまれた。


「友美は怪我してるでしょ?あたしが行くよ。」

「晴香・・・。」

「大丈夫、任せて。あたしが全員やっちゃうから!」


そう言うと晴香は円の中心に進んで行った。


晴香の戦いが始まった。


7話へつづく。