男子バレーボールのロンドン五輪のOQT(オリンピック最終予選)の最終日を見てきました~。場所は東京体育館です。


オリンピックに出場できるのは12カ国。開催国イギリス(世界ランク92位)、ワールドカップ優勝のロシア(世界2位)、同2位のポーランド(世界4位)、同3位のブラジル(世界1位)、アフリカ予選1位のチュニジア(18位)、欧州予選1位のイタリア(3位)、北中米予選1位のアメリカ(6位)、南米予選1位のアルゼンチン(8位)の8カ国が既に出場権を獲得しています。
残るイスは4つ。アジアが1つ。世界最終予選枠が3つです。女子はアジア4カ国を含む8カ国で最終予選兼アジア予選を実施し、そのうち半分の4カ国がオリンピック出場権を得るというものでした。
しかし、男子は女子より規模が大きくて女子の倍、16カ国がエントリー。日本、ドイツ、ブルガリアに予選会場が別れます。日本会場はアジア予選も兼ねます。
アジア予選は開催国でアジア選手権5位の日本(世界ランク15位)、アジア選手権優勝国のイラン(世界12位)、同2位の中国(世界10位)、同3位の韓国(世界20位)、同4位のオーストラリア(世界22位)の5カ国がエントリー。
で、なぜかアジア選手権6位のインド(世界30位)、同7位のパキスタン(世界43位)がアジア枠での予選出場じゃなくて、世界最終予選枠での出場。
他の出場国はアフリカ予選2位のエジプト(世界11位)、欧州の世界ランク上位5カ国、セルビア(世界7位)、ブルガリア(世界9位)、ドイツ(世界13位)、フランス(世界21位)、チェコ(世界23位)、北中米上位2カ国、キューバ(世界5位)、プエルトリコ(世界17位)、南米世界最上位ランクのベネズエラ(世界16位)の9カ国。
日本会場は日本、韓国、中国、イラン、オーストラリアのアジア勢に加えセルビア、プエルトリコ、ベネズエラの8カ国。ここでオリンピック出場権を得るには1位になるか、1位を除いたアジア最上位国になる必要があります。
ドイツ会場はドイツ、キューバ、チェコ、インド。ブルガリア会場はブルガリア、エジプト、フランス、パキスタン。各会場1チームしか五輪に出場できませんが、ドイツ会場はドイツとキューバの一騎打ち。ブルガリア会場はやる前からブルガリア出場がほぼ確定じゃね?日本会場とは偉い違いぢゃ?!
もう、この世界最終予選兼アジア予選ってやり方止めようよ。日本に得になってるの?
んで全日本男子「龍神NIPPON」ですが初戦はセルビアにストレート負け。2戦目のベネズエラ戦はストレート勝ち。三戦目の韓国戦は3-2のフルセットでどうにか勝利。
四戦目の中国戦はキャプテンで正セッターの♯5宇佐美大輔(パナソニックパンサーズ)が練習中に中国選手のスパイクを至近距離から顔面に受けて負傷。この試合は欠場しました。
しかし、練習中のスパイクが至近距離で当たるって聞いたことないけど?中国さんが相手の時は練習中も気を抜けないっすね。お互いがコートを半分ずつ使う時はスパイクはストレート(ライン沿い)に打つのが暗黙のルール。国家代表レベルの選手がストレートを打とうと思ってクロスに打っちゃったってありえないよね?
んで、結局龍神NIPPONは正セッターを欠き、選手交代なども思うように出来ず1-3で敗戦。五戦目のオーストラリア、六戦目のプエルトリコを降して迎えた最終戦。相手はアジアチャンピオンのイランです。
ここまで既にセルビアとオーストラリアが五輪出場を決めています。つまりこの試合は消化試合。ですけど宇佐美選手は今大会での代表引退を表明していますし、他にもこの大会が最後の全日本になる選手が何人もいるはずです。全日本男子の五輪出場は既に消滅してしまいましたが最後は勝って終わりたいですね。

この日、僕はたまたま中央付近の席が取れたのですが、そこにイラン国旗を持ったイラン人らしき人が。どうやら日本の応援があまりに大きいため、負けじと目立つところで国旗を振りに来たのですが、この席のチケットは持っておらず、他の人の迷惑に。しかも人の前で旗を大きく降るので大勢人が視界を遮られました。
勿論係員が入れ替わり立ち代わり自分の本来の席に戻るようにお願いしたのですが全く言うことを聞きません。そのうち他のイラン人の方が助太刀に来て係員の人に「アナタ。ソレハ”ファシズム”デスヨ!!」と怒鳴っていました。日本人はあんなに応援しているのにどうしてイラン人だけ止めさせられるんだっていうゼスチャーしてました。どうやら、敵国であるイランの応援を止めさせようとしている、と思ったらしいです。
イランではそうなのかしらんけど、単に自分の席で応援しないとお金を払って席を買った人が座れないでしょ?旗を大きく振ると他の人が見えないでしょ?という話なんですが、どうもこのペルシャの方にはそれが分からないらしい。野球やサッカーは、こういうチケットを持たない人が入ってこれないように厳重にしてるけど、バレーボールはそのへん甘いね。てかイランの人には指定席って概念ないのか?チケット買って入場してるよね?それともこの人が特別なのか?試合始まる前から気分を悪くさせられました。結局渋々帰っていたけど、その後はアリーナ席で旗振ってました。おぢちゃん懲りんねえ・・・。

そりゃ、日本はホームだもの。応援が大きいのはホームの特権だよね。

しかし試合もストレート負け。イランはエースの♯10アミール・ガフール(Amir Ghafour)選手がまだ21歳。この大会でサーブランキング2位になった♯5ファルハド・ガエミ(Farhad Ghaemi)選手が23歳。これから、もっと強くなります。要注意ですね。
龍神NIPPONは残念でしたけど、バレーボールが普及するにつれて、日本の相対的地位がどんどん下がっていきますね。けど90年代の情けない状況から見ると随分良くなったと思います。あの頃から見れば戦う集団と言えると思う。
全日本男子は♯14福澤達哉選手(パナソニックパンサーズ)が今大会のベストスコアラーに輝き、♯13清水”ゴリ”邦広選手(パナソニックパンサーズ)は最高スパイク決定率のペストスパイカーを獲得しています。攻撃力はあると思うけど、やっぱサーブ?が課題なのかな。北京の時は確かセンターからの攻撃が全然出来てないなって感じだったけど、今はそんなことない。課題を見つけて、目標を設定し、達成する、物作り大国ニッポンの得意技です。サーブの課題もこれから解決していってくれるでしょう。

龍神NIPPON残念でした。これからは2016年のリオデジャネイロ五輪に向けて世代交代、若い世代の発掘という所から始まると思いますが・・・うーん、壁は高いなあ。ヨーロッパもアジアももっと強くなってきます。けどガンバレ龍神NIPPON!
TBSのバレブー&フジテレビのバボちゃん。
