<今回の江戸:南千住駅周辺>
江戸の北限と言われた千住は隅田川を挟んで、
足立区の北千住と荒川区の南千住に分かれます。
最近は再開発が進み、高層マンションなどがどんどん
出来てきて明るいイメージができてきました。
しかし、南千住は歴史を遡ると悲しい、暗い一面を
のぞかせます。
江戸幕府ができた頃には小塚原(こづかっぱら)刑場
がありました。
かつての刑場跡にある延命寺。
延命寺にある首切り地蔵。高さが4mもあります。
そばを通る東京メトロ日比谷線の車中からも見えるそうです。
小塚原刑場では一説によると20万人(!)の人が処刑されたそうです。
死刑になるような重罪人は「人」としてみなされず、
死んでも、薄く土を被せるだけだそうで、夏は死臭がひどかったとか。
また、雨が降ると、ちぎれた足や手が見えたり、それを
野良犬や他の動物やカラスが食べるなど、殆ど
地獄絵図だったようです。
延命寺の隣にある小塚原(南千住)回向院(えこういん)。
両国にある回向院
の別院で、小塚原刑場の刑死者を弔うために
設立されました。
幕末の志士たちに影響を与えた吉田松陰
、開国派で安政の大獄で
斬首された橋本左内
、儒学者・頼三樹三郎、ねずみ小僧次郎吉
(実在の人物だったんだ?!)の墓などもあります。
小塚原回向院の入口には1963(昭和38)年に入谷で起こった
「吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐殺人事件」の吉展ちゃん(当時4歳)
の供養のために建てられた「吉展地蔵尊」がありました。
ちなみに吉展地蔵尊を撮った後、しばらくデジカメの
バッテリーが切れて、動かなくなりました。
小塚原回向院はこの日の出発地点で、充電もたっぷり
してあったのですが・・・。なぜ?
ま、偶然だな。と言いつつこれを書いてると悪寒が・・・。
打って変わって、JR常磐線・南千住駅前のドナウ広場の
「ドナウの調べ」像。荒川区とウイーンのドナウシュタット区
との友好記念だそうです。
南千住はある意味、北千住よりも心に残ってしまう場所です。
そのあたりはまた今度。




