どうも、阿南です🥔

ずいぶん書いていなかったので

元気にしてるのか?と



普段お会いすることが

なかなか難しい方々にさぞご心配を

おかけしていたことだろうと思いますが



ご安心ください

阿南、元気にあいもかわらず

オレンジコスメで頑張っております



最近よく考えるのです

僕ぁあと何年くらい生きているんだろうか?と

死が足音を立てて近づいてきている…

みたいなことではないんですが



なんとなしに、ふと、あとどれくらい?って

阿南家の男で70歳を越えた者はいないとかで

そうするとあと30年くらいかなぁ、なんて



まぁしばらくは先かなと漠然と思うし

久しぶりのブログで何書いてんだって話しなんすけど

いやね、若い時にガチで死にかけた話があって

それをどうしても文章にしたくてタップしてます



さかのぼること数十年

まだ僕が車の免許をとって間もない頃の話…



僕は実家である大分都に愛車で帰省しておりました

その頃の僕が乗っていたのは「アルテッツァ」

名前の由来は「高貴」そしてCAR OF THE YEARを

受賞するなどナルシストの僕にもってこいの車



頭文字Dの影響でオートマではなく

ミッションを選択していたわけですが

これが後々問題となってくるわけです…



僕は自らを神の申し子と称するほどには

そこそこ信心深いメンズですので

帰省の度にお墓参りにいくんです

(御先祖様にありがとうを伝えにね)



その日も1人お墓参りに行くために

アルテッツァに乗り込んだわけですが

「ちょっと待てよ…そういや昨日雨降ったな」



車を降りて家の隣の地面を見ると

ドロっとぬかるんでいやがる

これはいかん、ワイのパールホワイトの愛車が

泥で汚れちまうではないか



僕は愛車を降りて爺ちゃんの愛車に乗り換えた

爺ちゃんの愛車はいわゆる軽トラ



泥が跳ねるとか関係ねぇくらいに

そもそも汚れているし鍵はつけっぱなし

しかも?いや当たり前かもしれんが

軽トラはミッション



なんなら軽トラでドラフトしてやんぜ

的なノリでふぉんふぉんとフカしあげて

ワイの御先祖ハウスに向かったんや



ワイの生まれ故郷はすっげぇ田舎だから

御先祖ハウス、通称「お墓」も深い山の中にある

これまた軽トラッツァがちょうどいいじゃんね



グイグイ曲がりくねった細い道を進み

アップダウンの凸凹坂もなんのその

コップに入れた水をこぼすことなく

お墓に到着🪦



おそらくこのお墓が曾祖父じゃろうと

あたりをつけて御線香代わりにマルボロおったて

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…



さて、帰りは近道して帰ろう



これが良くなかった

死を覚悟する絶望との戦いの始まり

この図を見てほしい



そう来る時はオープンなのだが

帰る時に楽をしようと考える者には

それなりの苦行をあたえるという

ほぼ初見殺しな道になっているのだ



とはいえ、こちらは軽テッツァ

車幅よ車幅、そして車の前方向の感覚の近さよ

ワイはものすご〜く呑気に軽く考えとったんや



運転の下手くそな奴には到達できんであろう

ところまでワイは1速〜2速を目にも止まらぬ

シフトチェンジでくぐり抜け



いよいよ難関に到達



ここでワイは変に気を抜いてしもうてな

ストン…とエンストしてしまったんや

あはは、これはこれはお恥ずかしいではありませんか



しかし周りは民家もなければ人の気配すらない

山の中であるからして気を取り直して

再度エンジン点火!!ふぉんふぉん!!



さて…一度バックしてハンドル切って

右に曲がって走りぬけますかね!っと

思いきや、バックの位置がわからん



シフトノブのバックの位置がわからん

シフトノブのバックの位置がわからん

シフトノブのバックの位置がわからん



どういうことか?説明しますとですね

爺ちゃんの軽トラッツァのシフトパターンはこういうの



でも愛用し過ぎていてシフトパターンが

擦り消えて何も見えない状態

さしずめワイにはこんな風にしか見えない



いやマジで頭の中が三途の川らへんにある

満開のお花畑状態やったんよねほんとに



しかし車好きな方ならわかるでしょう

「シフトパターン消えてても把握しとるやろ?」

ね、ほんまにそれ、わかると思うやんか?



でもねオレのアルテッツァの

シフトパターンはこれやったんよね



さぁ、もうおわかりになりましたね

普段乗っているアルテッツァはRが左上

爺ちゃん軽トラッツァはRが右下



その時のワイはパニック状態

普段の感じでシフトノブ動かしたら

軽トラなら1速に入って前進してしまう

目の前は崖…



いや普通に右下に入れたらいいだけやん

そうは思うんやけれどもアルテッツァなら6速

当然すんなり走らずエンストなるから

失敗から位置判定の答え合わせは出来る



が、目の前は崖



軽トラの前方向の感覚がなさすぎて

崖っぷちギリギリまで車がいっている状態で

エンストこいて止まって再始動



わずかでも前に進むわけにはいかない

一発バックで脱出が必須条件

サイドブレーキを引いた状態で



少しずつアクセル入れて車の挙動から

進む方向を判別してっていう考えも

今ほどアダルトなオレなら出来るけれど

当時はまだヤングな坊ちゃん団子だぴょん



どうしよう…スマホなんて当然ない時代

携帯は余裕で電波ゼロな山の中

行き先を誰にも告げずやってきたお墓🪦



車を降りて押してみる

…揺れはするがサイド引いた状態で

動くほど軽トラは軽くない



かといってサイドおろしたら若干の勾配で

崖の下のツヨ真っしぐら…お先真っ暗…

考えろ、考えろ、考えろ

この窮地を脱する方法よ!降りてこい!



降りてこない

当たり前だけど

降りてこない



車に乗って一服🚬

プハァ〜…短い人生やった

いやいやいやまだもう少しはイギダイッ!!



タバコを崖の下に飛ばし覚悟を決めた

オレもタバコのように落ちて朽ちるか

それとも後光の差す方へ逃れられるか



いちかばちか



シフトノブを入れハンドルを握り締め

アクセルを踏み込みサイドブレーキをおろす

バォバブゥンッルルル



軽トラッツァは後退した

助かっ…と脳裏によぎるさなかに

阿南はまたシフトチェンジしハンドルを右へ



アクセルを踏み込みその場をあとにしたのだった

あそこで一息ついてはいけない

また違う狂気が自分に襲いかかってくる

なぜかそう感じたのだという



この出来事以来阿南は賭け事に

めっぽう弱くなった

特に50:50、のるかそるか、表裏

大抵外してしまう



きっとあのシフトチェンジ

いちかばちで賭け運をほとんど

使い果たしてしまったのであろう



今思い出しても寒気のする話でした🥔

皆さんも車の運転は御安全に

お互い長生きしましょうね🍊



次は美容系書きます🐈