今日は昨日の記事の続きです。
 

 

 


昨日は仕事が休みだったので、私はゆっくり洗濯をしていました。
曇ってはいるけれど、一日雨が降らない予報。
梅雨の時期に洗濯物を外に干せる貴重な日です。

日頃の寝不足を少しでも解消するため、朝はゆっくりめに起き、洗濯機をまわし。

いざ洗濯物を干そうとした、その時です。
ベランダに出ようとすると、外からザーッと水の音が聞こえます。

「おや?雨が降ってきたかな?」

曇っているし、本当に一日雨が降らないのかな?と半信半疑で天気予報を確かめ、今日は一日雨が降らないことを再確認したばかり。
おかしいなーと思い、ベランダを見て、我が目を疑いました。

ジャーーーーッと滝のように、一部分だけ大量の水が上から流れ落ちてきてベランダを濡らしているのです。

一瞬、上階で漏水してる!?びっくり
と焦りましたが。
いやいや、ここはベランダ。

では、一体なぜ!?ガーン

流れて落ちてくる大量の水と、ベランダで飛び散る水滴を避けて、上を見上げてみると。
我が家より凹んだ位置にある上階のベランダの柵に、ボトボトに濡れたマフラーかセーターらしきものが掛けられており。
そこからボタボタボタと大量の水が、全てこちらのベランダに流れ落ちていたのです。

その瞬間思ったのは二つのことです。

「ああ、洗濯物を干す前で良かった~!」
干していたら、我が家の洗濯物に水が掛かってべちゃべちゃに濡れていたと思います。

遅起き万歳!!爆笑

そしてもう一つ思ったのが。

「なんて非常識な人なんだろう!」
と。

これまでも、真夜中にドッタンバッタンと、まるで今晩夜逃げするのか?と思うほど激しい物音や足音をたてて人の眠りを妨げる非常識な上階の住人。
真夜中でも構わず、ワーワー叫んだり騒いだりする非常識な男。
ついには、人の家の洗濯物もお構いなしに、ベランダに水を流してくる。
一体どんな神経してるんだ?と。

 

以前、洗濯物を取り込んでもまだ乾いていなかったことがあったけど、もしや、前にも洗濯物を濡らされていたことがあったのでは…?

色々考えると疑心暗鬼になってきますし。

今後も同じように水を落とされることがあるだろうと思うと、腹が立ちます。

いつそうされるかわからないとなると、安心して洗濯物も干せません。

 

私のベランダの方が前に出てるのだから、柵にボタボタに濡れたものを掛けたら、水が全てこちらに落ちることぐらいちょっと考えたらわかるだろう、と。

人に迷惑をかけても平気だなんて、どこまで非常識な人なんだ、と。

そう思って。
はたと気付きました。
これはまるで。
無視してくる同僚の時のよう。
(無視してくる同僚の話 →  同僚に無視される原因。卵が先か、鶏が先か?

無視してくる同僚も、非常識で、腹が立つことをいっぱいしてきます。
しかし、何故腹が立つのか、というと。
同僚が非常識だから、ということではなく。
私自身の中に、

「〇〇とはこうあるもの」
「〇〇とはこうあるべき」

などの固定観念があるからです。

だから、そうじゃないことが起こると腹が立つ。
「年下とは年上の人を敬うべきもの」
だと思っている私には、年上に対して無視したり、失礼なことを言ったり、仕事を押し付けてきたりする生意気な同僚は腹立たしいですし。
「夜は近隣の人に配慮して静かに過ごすべき」

と思っている私にとって、真夜中にうるさくしている上階の人は、

「非常識極まりない人」です。
しかし、もし私のような固定観念がない人で、「時間関係なく好きに過ごすのが当たり前」だと思い込んでいる人がいたとしたら。
真夜中に騒いでいる人を見ても、私のように腹が立たない可能性もあります。

改めて自分の固定観念を浮き彫りにされているような感覚でした。

もしかしたら「非常識極まりない人」ではなく、単に「色々気付いていない人」なだけかも?
そう考えてみると、腹立たしさが薄まりました。

見方が少し変わると、自分の気持ちもラクになりました。

もしただ気付いていない人であれば。

話せば、伝わるかもしれない。

「そうだったんですね、気付かずすみませんあせる」ということになるかもしれない、と希望が見えました。

 

 

 

 

そして。
ベランダに何かが落ちてきたのはこれで5回目。
しかも、この一週間の間に、今回の水も含めて3回も何かが落ちてきました。

もうこれは「言いに行きなさい」ということだと。
私はついに腹をくくりました。

わかりました。
そこまでメッセージがくるなら、観念して言いに行きましょう!
と。

 

降参します!

従います!

そんな気持ちでした。

 

とにかく。
良い結果になるように祈って、話しに行ってみよう!と。

 

もしかしたら上階の人は色々気付いていないだけで、話せばわかってくれるかもしれないし。
夜はワーワー騒いでる男性でも、実際話してみたらいい人かもしれないし。
ずっと男性が住んでいると思っていたけど、それは違う部屋からの声で、実は違う人が住んでいるかもしれないし。

しばし話す内容を頭の中でシミュレーションし。

どう言ったら伝わりやすいか。
どう言ったら角が立たないか。
言いたいことがありすぎるけど、どういう切り口で話し始めると全て聞いてもらえるか。
しばらく考え抜いて。

腹をくくって。
きっとうまくいく!
良くなる!

そう信じて気合いを入れ。
私は家を出て、上階へ向かいました。


そしてついに。
私は上階の部屋の前に立ち、ドキドキしながらチャイムを押したのです。


一体どんな人が住んでいたのか?
一体どんな話し合いが行われたのか?
それは明日、お話ししたいと思います照れ



さて、あなたは、どうですか?
何か固定観念、思い込みはありますか?ニコニコ

その固定観念が自分を苦しめていることはないでしょうか?
その思い込みは、本当に正しいでしょうか?
違った考えに変えることはできそうですか?

私が上階の人を「非常識極まりない人」から「色々気付いていない人」かもしれないと思ったら、気持ちがラクになったように。
もしかしたら、思い込みを変換してみることで、自分を少しラクにさせてあげられるかもしれませんよニコニコ