元気な春を迎えるために、冬の『腎』を制すべし!! | おれんじ鍼灸院のブログ

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こんにちは!

船橋駅北口徒歩2分おれんじ鍼灸院

院長の寺内ですお母さん

 

当院では患者様によく臓器のお話をさせていただきます。

自分ではわかりにくいところなので、皆さん興味津々で聞いてくれます。

ちなみに冬の臓器は「」。

 


 

腎は生命力、東洋医学でいうところの「」を貯蔵する大切な場所。
人間の生殖能力やアンチエイジングにもかかわりの深い、非常に重要な臓器なんですよ!


この腎で貯蔵している「精」が「腎」で活性化されたものを「気」と呼び、これらが不足してしまう状態の事を「腎虚‐じんきょ‐といいます。

中医学最古の医学書、黄帝内経によると、冬は「閉蔵」といい、貯蔵している陽の気を身体の奥深くにしまい、蓄え、なるべく気や精の消耗を防ごうとします。
ですから、東洋医学では冬の間の汗のかき過ぎもよくないとされています。
汗と一緒に気も毛穴から出て行ってしまうと考えられるからなんです。

 

こうして冬の間、無駄な気を使わないよう、腎を損なわないように生活し、春の生気に備えます。
春は自然界の気も大きく変化する季節です。

自身の気が弱まっていると外界の大きな変化についていくことが出来ず、体調不良を起こす人が少なくありませんね。

実はこれ…


春の体調は冬の過ごし方、気や精の貯蔵具合で決まるといっても過言ではありません!!


腎で貯蔵されている精には両親から受け継ぐ「先天の精」と誕生後に飲食物などから得られる「後天の精」があります。

「先天の精」を増やすことはできないので「後天の精」を補い増やすことが腎虚を防ぐ方法であり、これには規則正しい生活が一番なのです!
また腎虚症の治療は鍼灸治療の得意とするところ。
美容面、ファーストエイジング、生理痛や冷え、深い疲労、そして男女ともに不妊の原因となっていることも多いので、ぜひご相談ください。

 

 

次は食事についてです。

今回は薬膳をピックアップ!

薬膳とは中医学に基づき、生薬や食物を組み合わせたり、使い方を工夫したりすることでその作用を引き出す料理のことで、健康を保持したり、病を防いだり、回復を助けたりすることが目的です。
最近はアンチエイジング的な効果が注目されていますね。


薬膳というと生薬が入っている料理の事、と思われている方も多いかもしれませんが、生薬が入っていなくても食物の作用が活かされ、その人の弁証に合うように調理されていれば普通の食材だけの料理でも立派な薬膳です。
そして「身体に良さそう」だけでなく「美味しい!」ことがとても重要です!
プラスの感情は五臓に働きかけ、健康への第一歩になります。

 

腎を補う食材はコチラ!

 

〈腎を温める〉
・羊肉、エビ、ニラ、胡桃、八角、酒など

〈腎機能をアップ〉
・すっぽん、烏骨鶏、なまこ、あわび、牡蠣、黒ゴマ、クコの実など

〈身体を温める〉
・にんにく、しょうが、唐辛子、山椒、ネギ、ニラ、胡椒、シナモン、羊肉、鶏肉、もち米、カボチャ、黒砂糖、酒など

 

 

があります。

 

いかがですか?
すっぽんや烏骨鶏、あわびなどはなかなか一般家庭では目にすることはありませんが、それ以外は割と使えそうな普通の食材ばかり。
腎の食材は香りが強いものが多く、独自の旨味を持っていることが多いのも特徴です。
見ているだけで美味しいものが作れそうな気がしますよね。

私はこの食材を見て火鍋が食べたくなりました照れ

 

来年の春を万全な体調で過ごすためにも、この冬は腎に注目したおいしくて身体によい食生活をぜひ取り入れてみてくださいキラキラ

 

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