【映画】三茶のポルターガイスト~地元民なら観てもいいかも | 鶏のブログ

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観た映画、読んだ本などについてのメモです。
”ネタバレ”を含みがちなので、その点ご容赦下さいませ。

【監督】後藤剛

【製作国】日本

【上映時間】82分

【出演】角由紀子

    横澤丈二

【公式サイト】

 

東京・世田谷の繁華街、三軒茶屋。通称「三茶」の一角にある雑居ビルで起こるポルターガイスト現象を題材にしたドキュメンタリー映画(?)でした。まあ普通なら絶対に観に行かないテーマではあるものの、三茶は日常的に行く場所であり、実際この映画の舞台となった雑居ビルがある通称「三角地帯」でもちょくちょく飲んだり食べたり唄ったりするので、ネタとして本作を観に行ってきました。
 
この雑居ビル、表通り(世田谷通り)にも面していて、そこに入居している店舗専用と思われる入口があるものの、正面玄関と言うべき入口は、三角地帯に入り組んだ細い路地に面しています。そこの入口には、夜になるとキャバクラだかガールズバーの呼び込みが毎夜客引きをしているんですが、まさかその店の上階にあるらしい芸能プロダクションのフロアが、有名なポルターガイスト現象の名所だったとは、寡聞にして全く知りませんでした。ただ近所の飲み屋の主人に聞いてみたら、以前からそうした話は有名だったそうで、YouTubeなんかにも芸能人がその一室で一晩過ごす企画なんかをやってるよとのこと。で、本作を観た後でYouTubeで検索してみたら、まさに本作の案内役をしていた角由紀子さんのチャンネルで、似たような企画をやっていました。
ということで、YouTubeチャンネル、もしくは深夜番組の企画というレベル感の作品でした。まあ予想通りというところでしょうかね。

 

こちらが角由紀子さんのYouTubeチャンネルで取り上げられた時の番組

 
内容的には、鏡から水が出てくるとか、部屋の隅から手が出てくるとか、ホワイトボードや天井の照明器具などが揺れるなど、いわゆるポルターガイスト現象が次々と発生するほか、こっくりさんでこの場に居座る霊を呼び寄せて会話するという、非常に古典的なものでした。これをいちいち論評するのも野暮というものでしょう。
 
そんな訳で、ネタとして観に行った本作。地元が映画で取り上げられるなんてことは滅多にないことなので、そういう期待には充分応えてくれた作品でした。ただ三茶と所縁がない方に薦めるかと言われれば、それは口ごもってしまいますね~
 
評価:★★★