ゴッドファーザーに代表されるマフィア映画を見たことがないので、他と比較することができないのが残念なのですが、デ・ニーロ演じる主人公の殺し屋・フランクの回想を淡々と3時間半の長きに渡って綴っている内容で、マフィア映画というよりは、私小説的な回想録という印象を受けました。また、俳優陣は有名どころをというか、大御所を揃えているので、その意味ではOBオールスター戦という位置づけという気もしました。
このジャンルの映画や豪華俳優陣に思い入れがある人にとっては、非常に意義深い映画だったのでしょうが、マフィア映画初心者の私としては、マフィアの世界ってこんな感じなんだなあという興味が満たされたことと、1960年代のアメリカの光景が、それらしく描かれていたことに満足させられました。
しかし実在の殺し屋をモチーフにしたそうですが、こんな殺し屋に狙われたらひとたまりもありませんね(笑)
評価:★★★