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COVID-19(新型コロナウイルス)の勢いが落ち着いてきているオランダ。昨夜は19時から、ルッテ首相とヨンゲ大臣(公衆衛生)の記者会見がありました。左がルッテ首相、右がヨンゲ大臣、中央に立つ女性は、人気手話通訳士イルマさん。

記者会見最後のほう、一瞬漂ったリラックスした空気。
ルッテ首相の笑顔にご注目

しかし会見自体は真剣!真剣!
国と国民の命がかかってますもんね。

ルッテ首相、相変わらず説得力があるわっ。

ヨンゲ大臣も力説!

5月11日(月)から小学校が再開することは、以前に発表がありました。今回の会見では、新たな①5月11日から、②6月1日から、③7月1日から、④9月1日から再開するものの発表です。

ルッテ首相が会見最初に強調した言葉。
"Zo snel als het kan, maar niet sneller dan verantwoord. Omdat voorzichtigheid nu is beter dan spreid achteraf."
私なりの解釈、超意訳
「対策緩和を進めるには責任を伴う。ウイルスが再び流行してはならない、慎重に緩和していくことが大切だ。」
そして今回の緩和項目。
①5月11日から再開
・美容院、ネイリストなど。ただし予約制で、客同士1.5メートル開けるようにする。店員は予約を受ける際、客の体調確認をする・図書館、テニスやゴルフなど接触しない屋外スポーツ。対人距離1.5メートル開けるようにする。
②6月1日から再開
・公共交通機関は通常ダイヤに戻る。乗車時に非医療用マスク着用義務(医療用マスクは不足してる医療介護現場で使ってもらうもの)・中高等学校は6月2日から(6月1日は祝日)・レストラン、カフェのテラス席。客は必ずテーブル席に座り、他客と1.5メートル開けるようにする・レストラン、カフェ、劇場、コンサートホール、美術館、世界遺産(キンデルダイク風車群など)、映画館。予約制に限る。客同士1.5メートル開けるようにする。館内の人数制限は、スタッフ含む30人まで・6月1日から感染らしき症状がある人全員、コロナ検査できるようになる。陽性の場合、感染者とその家族は2週間自宅待機(昨夜のヨンゲ大臣によると、オランダは段階的に検査対象を広げているそうです。最初は医療介護関係者だった。来週からは教員や美容師など対象、最終段階が6月1日からの一般国民対象)
③7月1日から再開
・キャンプ場、バケーションパーク。レストラン、カフェ、劇場、映画館は入場制限100人まで。予約制・教会、会議場、葬式場、結婚式場で100人までの集会
④9月1日から再開
・屋内、屋外スポーツ全て。プロサッカーも再開だが無観客試合。サウナ、スポーツジム、カジノ、セックスワーカー営業。スポーツジムは再開が早まる可能性あり。
◎緩和が未定◎
フェスティバルやコンサートなどの大規模なイベントの再開は、9月1日までに決定される。
*参照ニュース記事は、こちら(オランダ語)
生放送で見たニュースで、美容院再開を知ったエバヤン、すぐ行きつけの美容院に電話、来週の木曜に予約が取れました。やっと散髪してもらえるぅ。

昨夜のニュースで会見後に映ったまとめ。緩和項目まとめは省きますが、いちばん下の項目には、『引き続き、在宅ワーク、ソーシャル・ディスタンス、混雑を避ける』とあります。画面背景のウイルス、インパクトある。

緩和は本当に嬉しいです。私のように涙を流しながらこの会見を見た人、いたかなぁ。

しかし反面、流行の第二波を恐れる声を耳にする。それだけは起きないでーと信じたい!

気分が緩み過ぎないようにしなければ、、引き続き、ソーシャル・ディスタンス!手洗い徹底!大好きな親戚や友達と抱き合える日常が戻る日を夢見て
