今回の山歩きは、明日早朝に起きなくてはならないので、軽い老化防止トレーニングだ。

西武秩父線の東吾野駅から天覚山に登り、稜線を歩いて武蔵横手駅へ出て帰ることにする。

 

東吾野駅から天覚山山頂までは1時間くらいでついてしまう。

駅を出ると駅舎をまわりこむように飯能方向にすすむ。

 

川沿いの道からちょうど通りかかった飯能行きの電車を。

 

山に入るとことだけは少し道が細く急になるが、その後は歩きやすいいい道になる。

あちこちで見かけるが、企業がイメージアップをねらって森を管理している。

ここもそうで、アメリカの穀物メジャーカーギル社が管理している「カーギルの森」だ。

ご覧のように手入れが行き届いている。

 

駅から20分と少し歩くとコンクリートの建物が見えてきた。

水道施設のようだ。

帰って調べてみたら、長尾坂配水場というところだった。

 

 

ここで車道にでるが、天覚山への道はそのまま山道をすすむ。

ここは尾根道と沢道の分岐点だ。

私は以前、尾根道を使ったことがあるので、今回は沢道ですすむ。

 

 

沢の道をすすむと巨石があった。

このあとにも同じくらいの大きな石があった。

 

沢の詰めになってジグザグに登っていく。

杉の木はまだ少し細いが枝打ちなど手入れが行き届いていて明るい。

 

上部に平になったところがあるようだ。

山頂直下にある両神神社あとのようだ。

 

ちょとした広場になっていて、石積みの段がある。

この団の上に神社があったようだ。

 

そしてその神社跡の裏手のピークが天覚山山頂だ。

駅からちょうど1時間だ。

 

南側が切り開かれていて狭山方面が見渡せる。

西武ドームらしい白くて丸い建物が小さく見える。

 

こちらは南の大山と丹沢の山々。

 

木々の間から奥多摩方向も見えた。

これはたぶん御前山だと思う。

 

お昼には早いのだけどカップラーメンをたべてから出発。

しばらくは急な下りの尾根が続く。

 

稜線は杉林なのだが、途中から枯れ木がめだってきた。

松林は虫害で枯れることがあるが、杉が枯れるのはめずらしい。

1本だけではなくその付近一帯が枯れていた。

 

 

この尾根道には送電鉄塔が2か所ある。

これが1番目の鉄塔。

しかし、あまり展望は得られない。

 

鉄塔から稜線をはずれて西側へとくだり、舗装の車道にでる。

配水場のところにあった道だ。

少し車道を歩いてまた山へとはいる。

 

やがて2番目の送電鉄塔がある。

 

 

稜線の右斜面に金網が設置されていた。

それにそって歩いていると木々のあいだからゴルフコースが見えた。

今日は暖かくてゴルフ日和でもある。

 

相変わらず杉林のアップダウンが連続するが、釜戸山への分岐の手前に大きな樅ノ木があった。

植林された杉の林の中で一段と存在感をはなっていた。

 

稜線から左におれて武蔵横手駅へとむかい、釜戸山へ。

ここで道は左右2つに分かれていた。

どちらからでも駅に下れるが、私は左の尾根道をすすんだ。

 

 

20分ほどで下界に到着。

 

釜戸山から30分で駅についた。

 

8時45分に東吾野駅を出発し、12時10分に武蔵横手駅。

全体で3時間半の軽いトレーニング。

これで明日は早起きも大丈夫だぞ。