9月になって天気と私のスケジュールがかみ合わなくて、過去の記録ばかりアップしてきたが、ようやく天気のいい日に時間が取れたので日光の半月山に登ってきた。

 

まだ暑い時期なので車で茶ノ木平遊歩道入り口まであがり、そこから狸山(ムジナ山)を経て半月山まで歩いた。

 

出発点が1495m、山頂が1753mという暑さ対策のプランだ。

 

8時55分、登山口に到着。

車を降りてみると結構暑い。

 

駐車スペースの近くが登山口。

登り始めは少し急だが、すぐに稜線に出る。

 

この山にはこのキク科の花がたくさん咲いていた。

 

10分も登らないでもう稜線に出た。

木々の間から青空が見えると気分がいい。

 

稜線歩きは気持ちがいい。

日差しの中では少し暑いのだが、中禅寺湖側から涼しい風がそよそよと吹いてくる。

 

 

南側はカンバ類など落葉樹、中禅寺湖側はコメツガなどの針葉樹。

展望が開けたところから、細尾峠の南にある夕日岳がみえる。

その手前に薬師岳。このあたりは4月下旬にはヤシオツツジがたくさん見られる。

 

先ほどのキク科の花。キク科の花はどれも似ていてなかなかわからない。

図鑑を見て、似ていると思うものだけでゴマナ、シラヤマギク、シロヨメナなどがあげられるが、区別がつかない。

 

出発して30分弱で最初のピーク狸山に到着。

 

ここには電波塔が建っている。

そのさきに半月山の手前の部分が見えている。

 

狸山は写真だけ撮って通過。

落葉樹の疎林が続き、いい雰囲気だ。

この見通しのよい開放感が得られそうなのでこのコースを選んだのだ。

 

いったん車道までくだる。

そこに大きな駐車場があって、そこから中禅寺湖と男体山が展望できた。

 

いよいよ半月山への登り。

最初少し足場の悪い急な登りがあったが、その後は歩きやすくなった。

一部には写真のような立派な木の階段もあったが、それはほんの一部だけ。

 

 

稜線にそって登っていくが、北側に入るとうっそうとした針葉樹林。

みなみ斜面に入ると写真のような開けた疎林。

ただ、足元がかなり急で、足を踏み外すと20~30mは落ちてしまいそうなところもあった。

 

半月山の山頂が近づくとカラマツ林になってきた。

明るくて気分がいい。

 

10時26分、半月山山頂に到着。

茶ノ木平入り口から1時間30分だ。

でもここはなんの展望もない。

この先に半月山展望台があるので、そのまま歩く。

 

下から山道が合流してきた。

車道の終点から登ってくる道だ。

そのすぐ先が展望台だった。

山頂から8分で到着。

 

この展望台からは日光の観光写真によく出てくる八丁出島と男体山の組み合わせの展望が見られる。

秋は、八丁出島の紅葉を写そうとカメラマンが押し掛けるらしい。

 

こちらは戦場ヶ原や日光白根山の方向。

白根山の山頂は雲に隠れていた。

 

こちらは足尾の山地。

はげて地肌が見えている山が、孤高のブナがある中倉山。

右奥の高いピークが皇海山。

 

八丁出島の近くに観光船がやってきたのでそれを入れてワンショット。

そうこうするうちに女性3人組とご夫婦らしい一組が到着してにぎやかになった。

私は、おにぎりとパンを食べ、20分ほどで下山開始。

 

途中の駐車場からは狸山には登らず車道を歩いて出発点に戻った。

その途中、車道の両側の林床に白い菊がたくさん咲いていた。

 

12時ちょうどに車に戻り、清滝にあるやしおの湯によって汗を流して帰宅した。

埼玉の自宅には3時すぎには到着した。