ひどい真実 | 転職★就活サポティスタが贈る 『なぜ会社は社長の器以上にはなれないのか?』

転職★就活サポティスタが贈る 『なぜ会社は社長の器以上にはなれないのか?』

都内某社人事部長が転職・就活サポティスタとして、主に転職希望者とシュウカツ中の学生に向けて発信する、転職・シュウカツにちょっとだけ役立つことがあるかもしれないブログ。


筆者の勤める企業ですが、

『すごい会議』 http://sugoikaigi.jp/

に倣って、会議の始まる前に、

・うまくいっていること3つ

・ひどい真実1つ

を出席者で順番に発表することになっています。


ある日の役員会。

社長の発表した「ひどい真実」とは、

「新卒会社説明会で、私の話している最中、

 席のど真ん中に座っていた女子学生が、

 頭をガクンガクン揺らしながら、寝ていました。

 どういうつもりで出席しているのかと思いました。」

という内容。



確かに、1クール50人くらいが出席した、

そのちょうど真ん中辺りの席。

社長のプレゼンの最中、

リクルートスーツに身を包んだ女子学生が船をこぎ始めました。


それも、明らかに寝ていることが分かるくらいに、

まるで、床に落ちている何かを凝視しているかのごとく、

頭の上下動させて寝ていました。

(ガクンガクンというよりは、ガックン、ガックン、という感じです。)


周囲の学生が頭を微動だに動かさずにしている中なので、

ことのほか目立ちます。

さぞ周囲も苦笑だったことでしょう。

こちらとしても起こすべきか迷いどころでしたが、

聞くことを強制するものでもなし、その後の対応も見ておきたい部分もあり、

そのままにしておきました。


ちなみに、社長のプレゼンの前に、筆者がアウトラインの説明をしたのですが、

そのときは、その学生はそんなそぶりは一切ありませんでした。

(寝かさないコツがあるのですが、それについてはナイショです。)


当の本人(社長)は、自分の話を聞かないなんて! ぐらいに思っていたことでしょう。

社長にとっては、自分の話を聞かないことがひどい真実なんでしょうが、

周囲から見れば、プレゼン下手なことのほうが、よほど「ひどい真実」だったりします。



わずか20分程度のプレゼンタイム、

いくらつまらないプレゼンでも、頑張って起きていて欲しいものです。

ステージからは案外隅から隅まで丸見えなんですから。


結構、人事はこういう部分もチェックしていて、

寝たか否かだけでなく、入場してから説明会開始までの態度、

休憩時間中の態度、持ち物・・・いろいろなところに目を光らせているものです。