ある日の通勤途中の電車の中。
その路線はターミナル駅から下る方面なので、通勤時間帯は電車は空いているのです。
その日も車内の座席は半分程度の埋まり具合。でも、何人かはドア付近のポールに掴まって立っていたりする感じ。
ある駅で、おばちゃんと小さな子供が乗っていた。
おばちゃん、というよりは、おばあちゃん一歩手前という感じか。
子供はまだ、幼稚園低学年くらいで、人見知りする雰囲気。
と、おばちゃん、電車の中で座席に座っている人に突然こう話しかけた。
「この子、××駅まで行きたいんだって。面倒見てあげてくれる?」
そう言い残して、おばちゃんは電車から降り、程なく、ドアが閉まった。
その子供、ポツーーン。
ぼっち状態。
でも、まだ世の中は見捨てなかったね。
窓際で立っていたおばちゃんが、
「こっちおいで」
と子供の手を引き、座席に座らせた。
その隣に座っていた別のおばちゃんとその娘らしき女性が、子供に何か話しかけている。
遠くでは、またまた別のおばちゃんコンビが、
「あの年で一人で電車乗るなんて、偉いねー。」
私はその子供のゴールを見届ける前に下車しちゃったのですが、無事、たどり着けると良いな、って思いました。
はじめてのおつかいかな?
日本って、まだ、あったかいね。
まだ捨てたもんじゃないよ、この国は。
日本、大好き(政治家は除くけど)。