できる人 (31) 調べる | 転職★就活サポティスタが贈る 『なぜ会社は社長の器以上にはなれないのか?』

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都内某社人事部長が転職・就活サポティスタとして、主に転職希望者とシュウカツ中の学生に向けて発信する、転職・シュウカツにちょっとだけ役立つことがあるかもしれないブログ。


 できる人 (31

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 知らないことは必ず調べる。

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このシリーズ、ネタ的には69まであるのですが、

よくよく調べてみたら、前回No.30は2月にアップしていました。

あれから中3ヶ月。随分間が空いてしまいました。


誰に課されたわけではないですが、

自分の中では、このシリーズを終えなければ、

このブログを終了させられないな、と考えているため、

今日からまた少しずつアップしていこうと思います。



で、本題。



分からないことを、すぐ人に聞く人がよくいます。

それとは対極に、今回のテーマのように、自分で調べる人もいます。


人によって価値観が違うので、どちらが「正しいか」は判定しかねます。


私が余り好きではない仕事への取り組み方として、

過去にも何回かブログで記したことがありましたが、

レバレッジを効かせて仕事に取り組むという考え方があり、

この考え方の基本は、時間の節約にあります。


経営資源の中で、「ヒト」と並んで、最も重要な要素の一つは「時間」です。


この時間というやつだけは、いくらお金を積んでも、買うことができない。

ドラえもんの「時間貯金箱」という秘密道具があればよいのでしょうが、

恐らく22世紀になっても、これだけは自由にすることができないでしょう。


その観点(時間の節約)からすると、調べる時間を節約するために、

自分で調べるのではなく、すぐに人に聞いてしまったほうが良い、となるわけです。



それはそれで正しいと思います。



ただ、本項で訴えたいのは、

自分で手を動かして取り組んだ経験のある人が、

最終的には「できる人」になっている確率が高いのではないかということ。


他人から聞いた内容は、その場では理解できるものの、

頭の中の記憶の引き出しに収納できず、一過性になてつぃまいがち。

それに対して、自分で調べる癖付けが出来ている人は、

その調べるという行為の最中にも様々な思考を重ねているので、

あたかも、衣類をきちんとたたんでタンスにしまうがごとく、

頭の中の記憶の引き出しに整理して収納することができる。

従って、何か思い出そうとしても、調べた記憶のプロセスをたどることにより、

きちんと記憶に辿り着くことができる(と思う)。



つまり、敢えて時間を消費してでも、

自らの手で物事を解決していこうというスタイル・癖付けができている人は、

物事を長期にわたり正しく理解できている確率が高いこと、

そして、その調べると言う行為のプロセスで思考が研ぎ澄まされていき、

その結果、高い確率で出来る人になっているのではないか、ということです。



要は、楽しちゃダメということなのです。

(長々書いた割には、結論は一言なのでした。)