「なぜ会社は社長の器以上になれないか」
これは筆者が、人事として様々な企業で勤務経験して得た、
実感に基づくタイトルです。
いくつかの企業で、経営者の間近で、
「採用」「評価」「異動・昇進・昇格」といった人事の様々な側面を経験し、
「経営者と言うものは、自分の力量以上の人材を認めたがらない」
ということを痛感した、というわけです。
もちろん、本人は口では、そう言いません。
オーナー企業(オーナー的企業)を見てみれば、
おのずとその答えが分かるでしょう。
ユニクロしかり、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)しかり。
場合によっては、ソフトバンクも同じかもしれません。
確かに、彼ら創業者は偉大な経営者ですし、事実そうでした。
しかし、口では更なる発展をと言いながら、後継者選びについてはどうでしょうか。
社長を「公募」する、とした会社(ユーシン、リーブ21等)もありました。
(実際にユーシンは公募で社外から社長候補を採用しましたが、
実際の社長交代については先送りしています。)
先述した個々の企業の状況をここで取り上げるつもりはありませんが、
例示した企業の状況と同じような状況が、どの企業についても発生しているのです。
これらはj企業を外から見ているだけでは分かりません。
外部機関がインタビューしているだけでも分かりません。
一社員が下から見ているだけでも分かりません。
人事の実態は、実質的には閉ざされた空間で決定されるからです。
時には、社長の独断で。
時には、会議の名目で集められた少数メンバーの合意の名の下で。
企業の人事は、実は誰もが興味のあることでありながら、
当然のことながら、その実態はなかなかオープンにされません。
この一部でも白日の下にさらしていこう、というのが、
このブログの基本的な思想です。
では、なぜそれをさらそうとするのか?
筆者は、このブログで、人事、とりわけ「採用」について裏側をレポートし、
主として、転職希望の社会人、そして、就職希望の学生の皆さんに対して、
転職・就活(シューカツ)をうまく進めていくことに対して、
何らかのお手伝いができれば、と考えています。
何故なら、企業の人事の諸活動の中で、
最も重要な機能は「採用」である、
と筆者は考えているからです。
特に、転職・就活でうまくいかなかったとしても、
採用って、そんな感じで進められているの?
採用って、そんな事で決まっているの?
ということを知ることにより、
人にとっては対策を取ることができたり、
人によっては落ち込む必要なんてないんだ(次に向けて頑張ろう)、
と知ってもらったりすることができるのではないか、
と考えるからです。
このようにして、皆さん・企業の双方にとって、
「良い」縁を形成するきっかけになれればと願っています。
さらに、採用のみならず、広く人事全般についても取り扱い、
みなさんの職業人人生の一助になればと思っています。
そして、人事の一連の事情を知ることで、
「ああ、やはり会社は社長の器以上には、なれないんだ」
と実感してもらい、いつか皆さん(筆者を含め)が社長になった暁に、
自戒する材料となれば幸いだと考えています。
こうした思いを込めて、ブログ記事を書いていきたいと考えております。
それでは、ブログスタートです。