2025/12/07
滅多に風邪をひかない体質だ。
ひいてもぬるいお湯に食塩水を入れてそれで喉や鼻腔をうがいするとだいたい治ってしまう。
それでここ数年無事に過ごしていた。
ところが、
この辺りに住み始めて数ヶ月たつが、
雨期も終わり、乾期になったとたん、
いきなり乾燥した空気に何やら臭い大気が混じって流れてくるようになった。
朝、木陰で日光浴をしていたのだが、
しばらくすると喉や鼻腔がイガイガ、ヒリヒリしはじめる。
明らかにバンコクのような汚染された大気の中にいるときの体感が起こっている。
ここプーケットでも野焼きやゴミ焼却の煙が漂っていて大気汚染が起こっているのだった。
チャットGPTによると以下のような汚染成分があるという。
1.
微小粒子状物質(PM2.5およびPM10)
- PM2.5: 直径が2.5マイクロメートル以下の微細な粒子。呼吸器系や心血管系に深刻な影響を与え、特に健康に悪影響を及ぼします。
- PM10: 直径が10マイクロメートル以下の粒子。PM2.5ほど危険ではないものの、依然として健康リスクがあります。
2.
窒素酸化物(NOx)
- 窒素酸化物は、交通量が多い都市部で高い濃度が見られます。これらの化合物は、呼吸器に悪影響を与え、大気中でオゾンを生成する原因にもなります。
3.
硫黄酸化物(SOx)
- 主に工業活動や発電所から排出される二酸化硫黄(SO2)などの化合物。大気中で硫酸エアロゾルに変化し、酸性雨を引き起こす原因にもなります。
4.
オゾン(O3)
- 地表付近のオゾンは、主に自動車の排気ガスや工場から排出される有害なガス(NOxや揮発性有機化合物)が反応して生成されます。高濃度のオゾンは呼吸器に刺激を与え、健康問題を引き起こします。
5.
揮発性有機化合物(VOCs)
- 揮発性有機化合物は、自動車や工場から排出される化学物質で、オゾンの生成に寄与します。これにはアルデヒドやベンゼン、トルエンなどが含まれ、呼吸器や神経系に悪影響を及ぼすことがあります。
6.
アンモニア(NH3)
- 農業活動、特に畜産業や化学肥料の使用から発生するアンモニア。大気中で反応し、PM2.5を形成する原因となります。
7.
二酸化炭素(CO2)
- 交通機関や工場から排出される二酸化炭素も大気汚染の一因です。これは温室効果ガスとしても知られ、地球温暖化の原因となります。
8.
火災による煙やスモッグ
- 乾季にはタイ北部やラオス、カンボジアなどで行われる野焼きが原因となり、大気中に大量の煙やスモッグが漂います。これがPM2.5やその他の有害物質を引き起こし、空気の質を悪化させます。
もちろん、プーケットよりも東に位置する中国、カンボジア、フィリピンなどからの汚染大気も流れてきているだろう。
それは主に、工場の排気ガス、車の排気ガス、野焼きやゴミ焼却による煙害が原因であると言われている。
しかし、プーケットもこんな状態だとは知らんかった!(大気汚染マップではバンコクなどより軽度であると出ていたのに。)
風向きや島の場所によっても大気汚染の被害の度合いはさまざまだろう。
そんなイガイガヒリヒリ状態を我慢して数日過ごしていたら、タイに低気圧が居座っているせいでまた雨模様の天気(雨期)に逆戻り。
プールで体が冷え、多分発熱の多い頭部を冷やしたのが原因だろう。2日ほど前の早朝、起き上がると喉が痛い。
風邪引いたのだと直感した。それで生理食塩水うがいをしたのだが、効かない!
だんだん体が熱っぽくなり、気持ちフラフラ感があり、かすかに頭痛がする。
風邪やーん。
それは上述した大気汚染物質が混じっていて、それを吸い込んでいて、それが喉や鼻腔に張り付いて粘膜をやられている証拠だ。風邪のウイルスなら生理食塩水で洗浄できるが、汚染物質はなかなか落ちない。肺の奥まで入り込んでいるだろう。
そこへ風邪のウイルスも付着していとも簡単に喉や鼻腔粘膜をすり抜け体内へ入ってきているのだ。
汚染大気と風邪のウイルスによるダブルパンチ。それがこの風邪の正体だろうと推定する。
何とも厄介な汚染大気による風邪である。
そういえばこんなニュースが出ていた。もうタイに来て10年になるが大気汚染問題、何の改善も進歩もないけどね。
