何があっても抵抗せずに心を穏やかに保って起こっていることを無心に観察する。
なかなか難しいことだ。
特に自分に危害が直接およびそうだと。
例えば、ここタイ。盗みや騙しが頻繁に起こる。先日も現金25万円やクレカなどをとまっていたお宿の部屋から盗まれた。
逆に、早朝行く惣菜屋さんなどは、毎日来てくれると感謝されて行くと10バーツ相当のデザートをおまけにつけてくれたりする。
こんなとき普通なら感情がたかぶったり落ちこんだりして心は忙しく動く。これをある種の「抵抗(感)」といってもよい。
こんなことが頻繁に起こるタイ。平常心を保つのは非常に難しい。
それを無抵抗主義で行こうというのだ。
まるでガンジーのよう。
まわりを見渡すと、木々や植物がほぼ無抵抗主義で暮らしている。
雨が降っても、風が吹いても天候にされるがまま。
自分が生き延びられる最低限の活動だけを粛々とやっている。
そのような「受け身な態度」をつらくぬ力をすごいなと思う。
これぞ「柔よく剛を制す」の見本だろう。彼ら樹木はこうやって何百年も生きていたりする。
ぜひ見習いたい。