これはスプーン曲げでの例だ。

 

スプーン曲げと聞いた途端に、胡散臭いと思ったそこのあなた!

 

もう、そう思った瞬間にスプーン曲げは「出来ない」ことへと分類され、

実現可能性を失ったのですよ。

 

以下の本によると、多くの子どもは思い込みがないのでスプーンを曲げられる。

 

でも大人にそんなことはできないと言われるとできなくなるそうだ。

 

もしかしたら、スプーン曲げに限らず、大人の思い込みを子どもに押し付けるから多くのことが出来なくなるのではないだろうか。

 

了見がせまく、思い込みの強い大人がいなくなれば、子どもの能力は飛躍的にのびるのではないかと思う。

 

誰に育てられるかで、子どもの潜在能力は無限に開花していくだろう。

 

 

 

抜粋

 

十歳以下の子供に、スプーン曲げのできる者が二万人近くも発見された。

 しかしその子供たちが大人に近づくにしたがってその超能力は消え去ってゆく。

 その原因は科学常識によって、スプーンはかたくて曲がらないものだと自分が認識することによって、超能力は自然に消滅してしまうものらしい。

 その子供たちに、スプーンは曲がるものだよ、人間の筋肉の力ではなく精神の力によって曲がるものだから、曲げようとする自分の欲望を捨て、自分の生命体に対して曲げてくださいとお願いすればよいと教えると、いとも容易にスプーンを曲げることができる。

 科学常識の発達によって、自分の精神力を自分で無力化していることになる。

 隠されている自分の気持ちの持ち方によって、いつでも精神の力を引き出すことができるのである。
 

 

原文