昨年、帰国した折に書いたブログだ。タイから日本へ移動して、カラダが日本という「新しい環境」に適応するのに約3週間かかるという知見について述べている。

 

再掲

 

”場所を移動して、今までと違う気候に適応するには最低3週間かかる”

 

 

このことをドイツ人医師から聞いたのはもう30年ほど前のことだ。

 

場所はモルディブだったと記憶する。

 

(今回コロナ禍の日本に帰国して)

 

日本だと37.5度の熱を出すと飛行機に搭乗できなくなると聞いていたので、帰国してからも体調管理にはかなり気を使った。今も使っている。

 

大体部屋の湿度が50%を切ると、寝ていても咳が出て、いがらっぽくなる。風邪まであと一歩だとわかる。そこで加湿器をお宿在室中はガンガン回している。

 

夕方お宿に戻ってくると衣服を洗濯して硬く絞ってハンガーに干す。これだけでも部屋の乾燥度合いはかなり違う。でも濡れた衣服はあっという間に乾いてしまう。大体部屋が60%の湿度だと息が通って心地よく過ごせる。

 

むかしは、こんな真冬に帰国すると、元来ドライスキン体質なので体中の皮膚がカサカサになってフケのように脱落して大変だった。今回はなぜかそれが起こらない。知られざるタイ住み効果だとほくそ笑んでいる。だてにタイにいるわけではない。

 

今回は帰国した1週目2週目は、日本時間で、夕方の3時過ぎになるとなぜかへとへとになっていた。慣れない老眼鏡を使って活字を見続けているせいだと思う。夕方5時まで読書作業を継続するのはとても無理なので、4時で仕事を切り上げて早退していた。

 

ところが昨日は朝は銀行によって(往復6キロほど歩いて)用事を済ませたのち、昼前に職場に辿りつき、軽い朝食をとり、その後ほとんど休みなく、しかも老眼鏡なしで作業をしたのに、全然疲れることなく7時まで仕事をしていた。不思議だ。

 

もしかしたら、日本のこの冬の環境にカラダがやっと適応したんだと思う。それは視力も含めてだ。

 

だからと言ってカラダすべてが快調だというわけではなくて、寒さであちこち痛むところも残っている。正直なところ。

 

今が帰国してちょうど3週目の終わりに当たる。

 

それでモルディブであったドイツ人医師の話を思い出した次第だ。

 

これは今回のように、気温が日中30度のタイから10度の日本へ、というような極端に気候の違う場所に移動したとき、健康管理の目安になる知見だ。

 

新しい気候環境に体が慣れるまでの3週間は、なるべく無理しないで過ごせということのようだ。