上記は一年前のブログだが、自分で言うのもなんだが、良いことが書いてある。笑
日本の7月、8月、9月の気候はまさに常夏タイ(特に中央部から南部にかけての)の気候でもある。
いつも真夏、常夏。それが「南国タイ」だと思っても良いだろう。
日本では、その真夏の暑さ、暖かさが、人の死期を伸ばしているのである。
その証左となる一年前のブログの日本の年間の死者数のグラフを再掲したい。(詳細は上記ブログに。)
6月あたりから死者数がグッと減って、それが9月ごろまで続いているのがグラフから明らかだろう。
もちろん、この時期、タイでも日本でも、直射日光をずっと浴び続けたりすると熱中症になるのは当たり前だし、お昼から夕方にかけての暑さは体に堪えるので避けた方が良い。そんなときはエアコンやファンを使って体を冷そう。何事も匙加減が大切だ。
それで常夏のタイに来るならどこがいいのか色々考えてみた。バンコク、フアヒンと8年間住んでみての結論。
リサーチ不足ではあるが、どうもプーケットあたりが良さそうだ。
ここだけの話ではあるが、「大気汚染フリー」で、海外観光客も多く、国際化して外人慣れしているプーケットあたりに、日本人の、特に高齢者のための、保養施設をつくればどうだろうか。そんなことを考えている。
特に日本人がたくさん死んでいく11月から3月ぐらいの冬の間開いている保養施設があればいいのではないだろうか。
もちろんそんなものに頼らず、自力でホテルを探して、島西部の海岸沿いにたくさんあるリゾート地を目指すのも一案だ。
バンコクから車で3、4時間のタイ南部。ここホア浜には、11月ごろから3月ごろにかけて、欧米の「冬の寒さ」を逃れて多くの欧米人(印象では高齢者の夫婦やひとりものが多い)がやってくる。
実際に、欧米が冬の間、多くの欧米人、特に高齢者が、寒さを避けて渡タイしてくる。まるで渡り鳥状態。笑
外国人がタイの観光ビザは延長しても最大2ヶ月しかいられない。
こういう欧米人の越冬隊には3つのタイプがある。
タイプ1:2ヶ月間だけ観光ビザを使って滞在するタイプ
タイプ2:2ヶ月間の観光ビザが切れる直前に南部はマレーシアや、北部はラオス、カンボジアなどに一度国外退去して、それらの国に1、2日いて、新たにタイに入国してさらに1〜2ヶ月の観光ビザをとって、合計3ヶ月、4ヶ月と滞在する
タイプ3:1年間有効の退職者ビザをとって、それを毎年更新しながらタイに長期滞在する
暑いときは避暑に出かけ、寒いときは南国に出かける。欧米人は何事も合理的である。
現役で働いている(特に)欧州の人々でも、休みが年間40日近く取れるらしい。それを使って物価の安い東南アジアに(特に)やはり欧州が寒い冬の時期にやってくるワーカーも少なくないようだ。
と書きながら思い出したことがある。
たくさんの岩礁でできたとても小さい島々が集まってできた国モルジブ。シーリゾートだ。30年ほど前に5日間(土日を2回挟んで9日間)の休みをもらって行った。そこでドイツ人の医者にあったのだが、そう言えば「合計1ヶ月滞在する」と言っていた。今考えれば驚きのロング・バケーションである。
かつて日本でも、都心から比較的近い軽井沢を避暑地に変えたのも欧米人である。
もらえるはずの有給休暇も満足に取らずに、あくせく働くことが美徳なんていう安月給の日本人にはできない発想であろう。
話はそれたが、
日本人も冬の間は、タイのような暖かいところに住んで、のんびり暮らせる余裕を持って欲しいものだ。
今の多くの後期高齢者のように、寝たきり老人になって胃ろうされたり呼吸器をつけられてほとんど植物人間として「長寿」を全うするなんて洒落にもならない。