フア浜の中心地は半径3キロほどの小さな街である。タイ人や外国観光客の保養地でもある。

 

この時期は寒さを逃れて欧米からたくさんの高齢者や家族連れがやってくる。夕方になると中心街はその外国人観光客であふれかえる。

 

南北にルート4が伸びていて、それは砂浜から少し内陸を走っている。

 

 

夕方、今日のお宿から昨日いたお宿までを、砂浜沿いに歩いてみた。4キロほどの距離だった。

 

 

素足で潮騒の音を聞きながら気持ちよく歩いた。たったそれだけでも心が洗われるものだ。歩いた後は、ぽわぁ〜んとしたいい感じになる。酔っ払ったときに近い感じだが、アルコールが入ってないのでそれよりもずっと気持ちが良い。

 

たくさんの人たちがやはり素足で散歩している。老若男女、家族連れ、カップル、ひとりで、とさまざまだが、サンド・ウォークの効用をみんな知っているようだ。

 

同じ砂でも、日により場所により、

・サクサクの砂

・ガシッと硬い砂

・湿ってちょっと柔らかい砂

・ネチョネチョドロドロの砂

といろいろで、足裏マッサージ効果もそれぞれだ。

 

セメントやアスファルトで堅く固められている道を、靴を履いて足を締めつけて歩くのとは雲泥の開放感なのだ。

 

砂の上を4キロ歩いた後は、足裏が細かくマッサージされて、普段はたった数百メートルの距離も履いて歩けない粗雑な作りのタイのビーサンがピタッと履けて歩けるようになる。それほど足が変わる。

 

それに砂浜の散歩による足裏マッサージはただ。笑

 

今まで感じていたタイのビーサンを履いた時の不快感がさっと消えてしまうのは不思議だ。

 

砂浜から今日のお宿への帰りは、ピックアップトラックの荷台を改造したソンテウという緑色の小型のバスを使った。一回の乗車につきひとり一律15バーツ。

 

宿の近くの「ナイトマーケット」まで帰ってきた。

 

時間は夕方5時過ぎ。帰宅する人々で街はごった返していた。

 

初めてフア浜の「ナイトマーケット」をみたが、公道の上に小さなテントをずらっと張って、マーケットの設営をしていた。テントの設営は毎日やっているのだろう。

 

今日も思ったが、海岸近くに住んで2、3日に一回は砂浜を素足で歩きたい気分だ。靴を履いて歩く早朝散歩よりはるかに気持ち良い。

 

タイは暖かい気候なので20年ぶりに泳いで水泳の良さも思い出したが、ぎっくり腰の治療がきっかけではじめたサンド・ウォークも最高だ。

 

タイの保養地フア浜に来たことがきっかけでこの2つの健康法に出会えたことは幸いであった。

 

(後日談:2024/02/01 の干潮は午前3時、満潮は午前9時。朝6時に真っ暗な日の出前の砂浜に行くと人が何人か歩いていた。満潮になると砂浜が消えるので、まだ砂浜が海水に覆われないこんな早い時間にでも人が歩いているのであった。サンド・ウォークは単なる散歩ではなさそうな気配を歩いている人たちから感じた。)