コロナ禍がはじまって苦節3年。

 

この20年近く続いていた活動がとめられて苦しい時期が続いた。しかも、いつ現場復帰するとも分からなかった。

 

しかし、昨年末あたりから世界のあちこちで政府によるコロナ規制が弱まり、やっと国際的な移動が容易になって来た。

 

でも気持ち的にはもう少しかなといった感じだった。

 

そして一年半ほど前に気分転換や、これからの吉祥を祈って、はじめてバンコクから他の場所に住処を変えた。

 

大きな理由は、社会的には何もできないでのんびりして精気を養おうと考えたのだ。大人の夏休みをもらったとポジティブに捉えて。

 

乾季に入るとバンコクの身体を蝕むほどの大気汚染もやや弱まることを期待しての移動でもあった。以前からプーケットに移動しようかと思ってもいた。

 

そして、今月に入って突然流れが変わった。というか動き出した。

 

こちらからもちょっと仕掛けた。

 

香港の入境規制がかなり緩和されたことを機にまず香港の先生に会いに行こうと思った。

 

メイルしたらいいよという。香港の友人も仲介を手伝ってくれた。それで航空券やお宿の手配を急遽やった。ちょっと手間取ったがこの日曜日にやっとそれらが終わってホッとしたところだった。

 

先月の帰国旅行で札びらがどんどん飛んでいったところだった。プルプル。

 

これでやっとぼくも社会復帰できるかなと思った昨夜のことだ。

 

なんかいきなりまたメイルが来た。あらら。しかも夜中の10時ごろに。

 

別の先生の事務局からだった。来るときはいろいろ一挙に来る。あいや〜。

 

なんと今年の11月はじめに大きな集まりをやるのだという。恐ろしいことに場所は、ニュージーランド(NZ)のど田舎でだという。たぶん数百人規模になるだろう。

 

 

 

ぼくは送られてきたメイルのリンク先にある会合の資料を丹念に読みながら、それと並行して、バンコクからのフライト、着陸先にあたる空港(3つ)、それらの空港からベニューまでの交通手段(バス)、ベニュー近くにあるであろうお宿の候補、スーパーが近くにあって食事などの手配がしやすく、またベニューまで歩いていける距離かなど、調べに調べた。

 

すると、その旅行は、飛行機だけでもシドニー経由で16時間。その上、空港から開催場所ある町までバスで7時間もかかる。バスは1日1台しか出ていない。今いる田舎からバンコクまで行くのも、バスや電車だとこれも1日掛かりだ。往復の移動にかかる日数がすごいことに気づいてちょっとめまい。

 

 

この旅の全容が掴めたのはだいたい朝の4時ごろだった。いきなりまた6時間もかけて旅程を組む羽目になってしまったのだった。たらり〜ん。

 

というか仕事の性格上、タイを越えてアジア太平洋地域のあちこちを移動するの今までのスタイルでもあった。それがよみがえってきた。

 

流石に疲れ果ててとりあえず寝た。寝たけどまだ旅程はちゅうぶらりん状態だったのでまた7時に起き上がり、とりあえず散歩兼今日の食糧の買い出しに出かけた。

 

オタクなので、よく訳のわからない宙ぶらりんな状態というのが嫌いなのだ。

 

そして、今日の8時ごろからまた、昨夜調べた旅程のオプションを吟味して、その中から最適で無理のないフライト時期、経路、お宿などを特定した。

 

といっても向こうで予定の日のバスが運行停止になったらそれでぜんぶおじゃんである。ほんとヒヤヒヤもん。

 

それでもここまで入念に旅程が組めるのは、ネットに必要な情報が事細かにあがる時代になり、そして、ネットの情報がおおかた正しいからだ。

 

日本にいると気づきにくいと思うが、国によってはそうじゃないことが往々にある。例えば、グーグルマップには出てくるバス停が別の場所だったり、なかったり、バスの経路が違っていたり。お店情報はあるが行ったらなかったとか。たはぁ。

 

今回のNZは、世界中から数百人規模の人間が来るようなので、そのど田舎の町はしばらく外人で埋め尽くされてしまうのだろう。

 

この金曜日、事前参加登録がはじまる前に廉価で適当なお宿は埋め尽くされてしまう可能性だってある。そう思って旅程に変更があれば簡単にキャンセルできるお宿を押さえた。

 

 

うまく参加登録できれば、この下調べを元に一挙に予約を入れてすべて押さえてしまおうと思う。まだ半年以上先のことだから、なんていってられない。

 

今日はランチをしながら、昨日からノートに書き込んでいった旅程(どこからどこへ移動して、何をして、どこに泊まるか。値段はいくらで、どう支払うか)を、iPadのカレンダーにぜんぶ打ち込んでやっと作業が終わった。全部で11時間に及ぶ作業やった。ふぅ〜。

 

流石にぐったり。